マイカップの推奨
こんにちは、JAMです。
先日、奥武蔵ウルトラマラソンに参加してきました。
記事の中でも少しだけ触れましたが、この大会では「マイカップ推奨」をしていました。
しかし、実際にマイカップを使用している選手は、私の感覚では5%もいなかったように思います。
確かに、マイカップというと嵩張ってランニングに携帯するには不便な印象があります。
「カップを吊るすと揺れるからイヤ」
「ロードランニングにはしまう場所が無いよ」
など、そんな意見も少し前なら頷けます。
ただ、最近のギアの進化は目覚ましく、マイカップの携帯も随分と楽になりました。
そこで今回は、そんな携帯するマイカップの進化を紹介したいと思います。
そして今後の大会でも例え推奨していなくても、ゴミ削減のためにマイカップを使ってくれる方が一人でも増えれば嬉しいです。
私のマイカップ遍歴。
左が一番古く、右が最新。
一番左は山ではお馴染みのシェラカップ。
山に持っていくならコレですよね、っていう感じでした。
これはSnow Perkのチタンなので、軽量で高強度。
重さは39.5gと結構軽いです。
しかし、見て分かるように嵩張るので、ロードはもちろん、トレイルでもザックの中にしまうのは現実的ではない。
トレイルではザックの外側に吊るしたり括り付けらりするのが一般的です。
シェラカップと同様に、プラスチックなどの樹脂製のカップを持つ方も同様かと思います。
そんな不満を払拭するべく登場したのがSEA TO SUMMITのXマグ。
シリコン製のジャバラになっていて薄く収納できます。
その後、もっと小さくて淵のない類義品がたくさん出ているのでお馴染みですね。
これも良いのですが、私のは淵があるので結構固いです。
重さは68gとちょっと重め。
また容量が250mlのモノなので、意外に収納するポケットが嵩張ります。
さらに、ザックのポケットに収納したモノを取り出すのは意外と面倒なんですよね。
多くの方がそう感じている事と思います。
そこで最新のがUltimate DirectionのRE-CUPです。
容量は200mlで重量が19gと圧倒的に軽く、ザックに吊るしても揺れが気にならないレベルです。
全体的にフニャフニャですが、飲み物を入れても転倒してしまう事はありません。
淵は少し硬い素材になっていて、これが飲みやすさや取り出しやすさなどに役立っています。
この他にもsalomonのモノなど同じような商品はありますが、salomonは150mlで私には微妙に小さく、
またUTMFなので多くの選手が使ってましたが、全体的にsalomonのは柔らかすぎると思いました。
ギリギリ自立するレベル。超ロングにならない限りあまり置く機会はないので、そこは人それぞれかと。
そして、このカップの最大の利点はその収納性です。
このようにかなり雑に畳んでも大丈夫なので、簡単に取り出せるポケットにしまうと面倒にならず、
いつでも使えるので大会などではとても便利です。
私はパンツの腰部分にもポケットがあるタイプのモノを履いていたので、
取り出しも収納も歩きながら2,3秒でできてしまい、とても快適でした。
トレイルランニングを始めてもうすぐ10年が経とうとしていますが、その間にホントに色々なものが進化しました。
私もこの商品を使うまではマイカップの出し入れはとても面倒でした。
それが技術によってとても快適になり、それがほんの少しですが社会貢献になるなんて、なんだか嬉しいですよね。
大会運営やボランティアをすると良く分かりますが、エイド一つでも発生するゴミの量は半端ではありません。
選手の一人ひとりがほんの少しずつの負担を受け入れる事によって、そのゴミの量は大幅に減ります。
もう大量消費の時代ではありませんからね。
時代にあった行動をしたいものです。
世の中は、今の時代の人達だけのモノではありませんから。
-