中央ALPS SKYLINE JAPAN【後編】
こんにちは、JAMです。
今回は「第1回 中央ALPS SKYLINE JAPAN」に参加してきました。
過去記事。
8:40 池山避難小屋エイド
いやー、長かった。。
私が出た大会の中で間違いなく1番キツい登りでした。
とはいえ、ストックのおかげで足は全然元気。
さて、先へ進みますか。
稜線へ出た頃からパラついていた雨が少し強くなってきた。
樹林帯の中なのであまり雨粒が身体に当たらないので
音だけ大きくなった感じ。
8:52 1770m
池山山頂。
この先は稜線上をほんのちょっとの起伏を越えつつ進む。
そしてその更に先からは延々と続く下りのはじまり。
ここからスタートの付近まで一気に1000mは下る。
下りは延々と九十九折のコース。
そのおかげで勾配は緩やかで足の負担は少ないけど、
高度がなかなか下がらない。
高度がなかなか下がらないって事は、
この下りがなかなか終わらないって事を意味する。
下りではストックを先について太ももにかかる負荷を軽減する。
下りではストックが邪魔だって人がいるけどそれは使い方が上手くないだけ。
下りこそストックの恩恵が最大限受けられる。
しだいに雨がさらに強まる。
この辺りになるとほとんど一人旅。
時々ペースがゆっくりな方をパスするか、
速い方が後ろからくればパスしてもらう。
それ以外はひとりの時間が多かった。
この下りが速い方にパスしてもらう時も、
事前に近づいてきたことを察知し、距離を測り、
ペースを調整して抜いて貰いやすいところでスッと端に寄り、
手で「どうぞ」と合図し抜いてもらう。
抜いていく人も「ありがとう」なり何かしら声をかけてくれる。
お互いに詰まったり、詰められたりすることなく
ホントにストレスなくやり過ごすことができる。
こういう風に自然にできるのが嬉しい。
9:15 1370m
林道終点、ここにはトイレがあったので寄った。
降り続ける雨。
他のカテゴリでは雨の中でのスタートかな?
などと考える。
延々と続く未舗装林道。
なんだかキタタンを思い出した。
林道を終える。
途中でトレイルに入るがこの写真は9:45頃なので、
林道も意外と長くはなかったんだなと分かった。
1回目のゲレンデ横断。
下に駒ヶ池が見えている。
下までもう少し。
再びトレイルへ。
沢の周辺には苔が生えてていい感じ。
ただこの沢沿いの下りがドロッドロのズルッズル。
ストックがあってホントに助かった。
2回目のゲレンデ横断。
なんか高度があんまり変わってないんですけど。
その先では10kmの上位選手達がきた。
この辺りではほんの少しだけ迂回しながら登り返しがあるのがキツイ。
最後の下り。
植生もだいぶ違いますね。
やっと人里まで降りてきました!
フィニッシュ会場のすぐ近くを通り、エイドが見えた!
10:15 菅の台エイド。
ここの関門時刻は13:00なのでかなりのゆとり。
お蕎麦とおにぎりに味噌が塗ってあるやつ。
美味しかったです。
さて、いきなりですが今回のレースはここで辞めてしまいました。
こちらも人生で2回目の自己申告によるDNFです。
実は長い下りの最中で雨に降られながら一人考える内に決めていました。
そこまでの区間はキツい登りではあったものの、
明るい高山樹林特有のアルプスの雰囲気を堪能できました。
このまま次の山に登っても、この天気では景色も見られないだろうし、
新しい感動はないのではないか?
私は今回の大会を絶対に完走したい強い思いはない。
私の望むものは未知なる道や景色を体験したいだけ。
今回はそれが既に満たされてしまいました。
まぁその他にも、未だに残る背中の痛みだったり、それと連動しながら痛み出した胸の痛みだったりとか。
色々な要因があるのですが。
そうなったら気持ちがバッサリと途切れてしまいました。
自分にとって大会に参加する目的は強くない。
また、私の望むものは大会ではない方が得やすいのは明確。
今後の活動についてももう一度考え直さないといけないなと、
反省も含めつつ改めて考えるきっかけとなりました。
まぁ、とは言え、あまり悲観的には考えてないです。
今回は慣れない前泊も経験できたし、
来慣れない土地にも来ることができた。
それはこの大会を通じてだし、トレイルランを通じて。
トレイルランニングを通じて新しい体験をする事が出来た。
前向きな気持ちで受け止めています。
大会の印象としては参加人数が少ない事もありストレスなく。
先日も書いた通り、会場内の受付の場所とか、
大会用駐車場の位置とか、その辺の情報が全然なかったので要改善。
パンフレットやWEBに載せるだけでも。
コースは前半しか分かりませんが登りはキツい!!
でも雰囲気はかなり良いですよ。
それで満足したくらいですからね。
コース案内も矢印とかも多いくらい付いていました。
ストックが使える数少ない大会としても貴重。
皆さんの評判も概ね良さそうなので、今後は人気が出るかも。
ただ遠い。。
さぁ、次の楽しみに向けて進みます。
オツカレ。
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