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ちきりんさん×朝日ウッドテックさんのイベントに参加してきた!

こんにちはJAMです。

今日は新宿まで行ってイベントに参加してきました。

【ちきりんさん✖️朝日ウッドテックさん】
「挽き板を知らずして床材を選ぶなかれ!」
in 新宿パークタワー リビングデザインセンター



ちきりんさんとはご存知の方も多いかと思いますが、社会派ブロガーとして月間20万PV(見てくれた人の数ね)のブログを運営するお方。

ちきりんさんのブログ
https://chikirin.hatenablog.com


面白いのはブロガーとしてアフィリエイト(商品を紹介したり広告クリックで稼ぐヤツ)に価値を置かず、自分の考えをまとめた書籍などに価値を置いている、一風変わった価値観を持つ方です。
一見、世間離れした価値観を提案するので好き嫌いがハッキリ分かれる分かれる方かもしれませんが、私は大好きな方です。
意見には私のフィルターを通して判断するので全肯定する訳ではありません。

私も昔から人とは考え方が違っていて、自分の意見を言うのが怖かったり、時には周りから浮いたりして「自分は変わってるんだなぁ」と、少しだけ悩む事もありました。
しかし、8年くらい前からちきりんさんのブログを見るようになって「あ!前から自分が思ってた同じ考えを事を言ってる人がいる!」と思い、その人が多くの方からの評価や共感を得ているのを見て、自分の考えに前より自信を持つ事ができました。
ホント、ちきりんさんを知らなかったら自分の人生は変わっていた!と言っても過言ではありません。

ちきりんさんは私が知り得てから、何度かイベントを開催していましたが、告知を見逃していたり、都合が悪かったりで今まで参加出来ませんでした。

今回、少人数の体験型イベントとと言う事、ブログやSNSでの発信をして頂ける方を「選考する」との事で、ブランクによる鈍りはありますが、「ココはオレでしょ!」と言う意気込みで申し込み、ありがたい事に当選する事ができました!

前置き長いね。。



さて、今回のイベントは、
「挽き板を知らずして床材を選ぶなかれ!」
と言う建築関係の体験型イベント。


なんですが、これはちきりんさんが建築関係の方と言うわけではありません。(ちなみに元外資系金融関係です)

1年前に自宅をリノベーションした時に「リノベーションするのに家の事を全然知らないな」と言う様々な体験をした時のお話。業者の選定から10あったら10の考え方や価値観のある業界で、そんな事みんな知らないよね、でも自分の住む家なんだから知りたいよね、だったら需要があるよね、と言う発想からその体験談を書籍化されてます。


徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと
https://www.amazon.co.jp/dp/B07PS16QBJ/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1


そんな中で接点が生まれた床材のお話し。
そして今回のイベント開催に繋がったようです。

確かに自分の家を建てる時にも「床材は無垢とその他の合板しかない」と思っていました。
厳密に言えば、無垢(切り出したままの一枚板)と、合板(板を組み合わせたもの)だけ、
と言うのは間違いでは無いんです。無垢以外は複数の木材を合わせて成形したものですからね。
でも合板と言っても「挽き板」と「突き板」は私達が直接触れる肌感触は無垢材と同じなんです。今回初めて知りました。
と言うか、ハッキリ言ってそんなに気にしていませんでした。


★★★★★★

ちなみに、ここで床材のまとめ。

●無垢材・・・1本の木から切り出したままの材。
 加工工程が少なく一番自然に近い。手触りなどの風合いは良い。
 使えば使うほど味が出てくる。
 素材が柔らかいので、傷がつきやすく、反りなどの変形しやすい。
 定期的なメンテナンスが必要不可欠。
 施工が難しく、手間もかかるため、費用は3倍以上かかる。
 
●挽き板・・・厚さ2mmの無垢材の挽き板を、強度の高い合板に貼り合わせた材。
 表面が無垢材なので手触りなどの風合いは良い。
 無垢材同様、使うほど味が出てくる。
 下地の合板の効果で反りなどの変形はしない。
 表面のウレタン樹脂加工によりメンテナンスは比較的容易。
 表面は無垢なので、凹みや傷はつきやすい。ただ2mmと暑いので、下地が見えず自然。

●突き板・・・厚さ0.3mmの無垢材の挽き板を、強度の高い合板に貼り合わせた材。
 下地の合板の効果で反りなどの変形はしない。
 表面のウレタン樹脂加工によりメンテナンスは比較的容易。
 表面は無垢なので、凹みや傷はつきやすい。0.3mmと薄いので、下地が見えてしまう。
 経年の風合いは無く、新品が一番きれいで劣化していく。

●シート・・・合成樹脂製の木目調のプリントシート。
 下地の合板の効果で反りなどの変形はしない。
 樹脂なのでシミなど無くメンテナンスは比較的容易。
 凹み傷が付くと表面が割れて容易に下地がでやすい。衝撃だけでも割れる事がある。
 樹脂なので木の風合いは無い。

★★★★★★



私の実家に一部屋だけワックスもしていないホントの無垢の床の部屋があるんです。肌ざわりが良くて、ホントは1番好きなんですが、何しろ傷が付きやすい。そして実家ではやりませんでしたが、汚れないように保つには定期的にワックスなどのメンテナンスが必要なようで、綺麗に維持するのが大変なんです。
なので自分の家では諦めました。

なので木目や色、デザインなどしか考えず、結構安易に決めた印象があります。
だってそうですよね。選ぶったってその選択肢をあんまり知らないんだし。今回のようなメーカーのショールームで色々と見ながらだったら、自分の好みを見つけられるだろうけど、自宅でカタログやハウスメーカーのサンプルだけでは素人には違いがよく分かりません。

ただでさえ注文の住宅を建てようとするなら、ありとあらゆる物を選ばなくてはいけません。
床もそうですが壁紙や天井や、建具、ドアノブ、細かい物が沢山あって、こだわるならそれを各部屋毎に決めなくてはいけません。
各階で床材を変える人も居るようですが、私はシンプルが好きだし、選ぶのも面倒なので全部屋同じにしました。

一応真剣に選んだつもりでしたが、注文住宅って工事を発注すると「いつまでに決めてください」って事が多くて、やっぱりそんなにこだわれないですよ。。

ちなみに調べたら、私の家の床は「付き板」でした。



まぁそんな事で、イベントの内容を全然説明してないけど、それもちきりんさんの読者っぽいと言う事で(笑)

そもそも今回は床材メーカーの大手「朝日ウッドテック」さんですが、すいません今まで知りませんでした(汗)
住宅を作ると言ったらトイレやお風呂はT社やI社とか、キッチンだったらどこどことか、それぞれ知ってるメーカーってあるものですが、床材については知らなかったらなぁ。。


朝日ウッドテック
https://www.woodtec.co.jp


今回のイベントタイトルにもあるように、ちきりんさんもメーカーも、一押しなのは挽き板なんだと思う。
完全無垢材はまんま木なので、施工も難しいし、施工後のメンテも難しいし、何より湿気とかで変形させないようにするのも至難。
その点、挽き板は無垢材の肌ざわりを持ちながら、完全無垢材よりも施工しやすく、メンテしやすく、変化もしない。
うん、今家作るなら選ぶな、コレは。





イベントとしては
●ちきりんさんのトーク
 今日のテーマについて「挽き板を知らずして床材を選ぶなかれ!」という事で、
 それぞれの床材の違いや利点などを説明してくれました。
 その中でも一番の衝撃は、日本のほとんどの集合住宅や建売住宅が「シート」だっていう事。
 億を超えるような超高級マンションでさえ、ほとんどがシートなんだそうです。
 理由は次の部長さんとのトークで教えてもらえました。

●ちきりんさん×営業部長?兼 海外部長?のトーク
 要は朝日ウッドテックさんの偉いさんとのトークセッション。
 ちきりんさんの素朴な疑問に答えてくれる形式。
 先ほどの億ションの超高級物件が、どうしてシートなの?という質問への回答。
 →どうしても天然木だと品質が統一できない。
  たとえばモデルルームなどで床の雰囲気が気に入っても、天然木だと全く同じ印象にすることはできない。
  クレームをもらっても販売側では対処しようがないので、見た目が統一されたシートが多いのではないか。
  という回答でした。

●イベント参加者からの質問コーナー
 ここで私は一番に質問したんですが、焦ってしまい全然気の利いた事が質問できませんでした。
 でも、躊躇して出遅れると全然指名してもらえないので、こういう時は勢いで一番に手を上げるようにしている。

●体験コーナー
 床材を見て触って、種類を当てたり、木の性質や材質、処理によっての効果などを学んだり。
 シートしか当たらなかった(汗)
 私の好みは挽き板なんだなぁと実感。
 高級無垢材よりも挽き板が好みだった。これは木材の種類とか仕上げによるものも大きいよね。

●任意参加の座談会
 私は床のメンテナンスについて、メーカーの方に色々と質問しました。
 個人的には新常識というか、無垢材でなければ、下手に手を掛ける必要はないのかなぁと思いました。
 下手にワックスをかけると、それが汚れの原因になる気がします。
 前のワックスを完全に取らないで、ワックスを重ね塗りするのはダメ。でもワックスを完全に落とすなんて、
 慣れた人でも1日作業!(ワンフロアで)そんなの無理です。。




憧れであり人生の恩人でもあるちきりんさん。
動画ではお面をつけながらお話ししているところは見ていたので印象はそのまま。
ホント飾り気のない普通の方でした。

部長さんとのトーク中には高い椅子に座って足をプラプラさせながら話をしているのが印象的でした。
無邪気か!



という事でとても有意義なイベントでした。
自分の家の床についてももっと深く考える機会になりました。
う~ん、挽き板にしたいわぁ(笑)

おつかれ~!!

能力低下はイロイロある

こんにちは、JAMです。

能力の低下ってイヤですよね(汗)

運動しなければ体力は落ちますし、走らなければ記録は落ちます。
筋トレをしなければ加齢とともにプヨプヨになり、筋力も落ち重いものが持てなくなります。
何事も継続して繰り返していないと年々能力は低下していきます。残念ながら。。


今それをまざまざと痛感しているのがブログを書くことです。
ブログを書く=文章を書く能力も「考えて・書く」を繰り返さないと、
今まで出来ていたものが全然できなくなり、とてもストレスに感じています。
数年間のブランクと、再開してからの更新頻度の少なさにより、
いままでサラッと書けていた記事がなかなか仕上がらないし、
出来上がったものに全然納得がいかない事も多いです。


ブログを書くと言ってもただパソコンやスマホで文字を入力するだけではありません。

文字を入力する前に
・ネタを考える
・話の流れ、構成を簡単に考える
・詳しいことは調べる
といった事前の準備が必要になります。

私の場合、頭の中である程度上記を実行し、なんとなく程度にまとめてから記事を入力をします。


これはブログを書くことに限らず、日常の生活でも無意識に常に反復しています。
新聞の記事でもネットでも、テレビでも街中でも。何かを目にすればいつも
「これはアレに使えそうだな」とか「仕事のアレに応用できそうだな」とか、
「自分だったらこういう風にするなぁ」とか、起きてるときには基本的に何かを考えています。
意識的にゆったりボーッとしようとでもしない限り、頭の中は常にいろんな事を考えています。

なので、上記の文字を入力する前の準備についてはそれほど衰えてはいません。


一方、文字を入力し始めると能力の低下を一気に痛感します。

文字を書くには
・パソコンでタイピング
・文章を入力しながら編集する
・伝えたい事、記録したい要点を強調する
文字を入力しながらはこれらの能力が必要になります。


まずタイピングの衰えにゲンナリします。。
私はブラインドタッチはできないので独自の指使いによる入力ですが、調子が良かったときは
あんまりキーボードを見なくてもスラスラ打てました。

ですが、仕事では長文を打つ機会はほとんど無いので、長文はブログを書くことが久々になるんですが、
そこでミスタイプが頻発しイライラします(汗)
ちなみにスマホフリック入力でも文章を入力しますが、あまり得意では無いので圧倒的にキーボードの方が早いです。
慣れていないせいもあるかと思いますが、フリックに気を取られて思考が停止してしまい、文章を考えながら入力するのが苦手です。


次に考えがまとまらない事にゲンナリ。。
私の場合、頭の中のまとめはそんなに明確にせず、記事を書きながらどんどん構成を変更したり、
もっと詳しく書きたい事などが浮かんできて、入力しながら編集している感じです。

入力中は頭はフル回転してなんとか人に伝わるように、最後にはまとめるように書いているのですが、
最近は自分でもイマイチ何を伝えたいのか、何を記録として残したいのか?
それが分らないようなフワッとした文章しか仕上げることができていません(涙)


これにタイプミスが加わり、思考の循環が途切れたりして、文章がスムーズに仕上がらないのです。

物事がスムーズに進まない、頑張ったのに上手にできない。
これではやっていて楽しくないですよね。
今、私はそんな状態に陥っています。。


ですが、日記的に自分の記録として継続したいと再開したブログ。
ブログを始めて気付いた事ですが、ワタクシ文章を考えたり書くのはキライではありません。
レポートや論文を書くのも比較的悩まずスラスラと文章が出てきます。

文章を書くのは年をとっても、万が一足腰が動かなくなっても、
いつでまでも続けられる楽しみとして今後も続けていきたいと思っています。
これも練習のように継続して、また以前の感覚を取り戻せるようにしようと思っています。

俺、アップデート!!

東京モーターショーに行ってきた!

こんにちは、JAMです。

 

車に乗るようになってはや25年ほど。

今回、初めて東京モーターショーに行ってきました。

 

もちろん、今までその存在はよく知っていたし、車も結構好きな方なので前から興味はあったのですが、行ったことはありませんでした。

まぁ混雑とかは好きではないですし、そんなに新車とか新しい車をいち早く見たいとか、そういった車好きとは違う感じですので。

 

今回、いよいよ海外メーカーの出展が激減し、その存在意義を問われる東京。大きな変化を求められる中で色々な取り組みをしているようなので、そんな取り組みについて興味があったので、今回は初めて参加してみることにしました。

 

また、新しい所に出向いてみようとか、ちょっと体験してみようとか、そういうフットワークの軽さはいつまでも保っていたなと。これは私にとって凄く重要です。

 

 

場所は東京ビックサイトと晴海会場。

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まず思ったのは、ビックサイトは初めてではないですが、案内がメチャクチャ分かりづらいです(汗)

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特に目的のブースは無いので、入った入り口から順番に回ったのですが、初めに西ホールの1~4を見まして、南ホールに行きたかったのですが、位置関係が良くわからない。辺りを見回しても「南ホールはこちら」的な誘導案内が全然ない。

地図とにらめっこしてなんとか分かりましたが、やはり連絡通路周りも案内が少ない。一旦外に出るしホントにこっちなの?的な感じです。

南ホールに入るとなんだか人が今までより少ないです。私は平日の午前中で比較的人手が少ない時間帯だとは思いますが、やはり分かりづらさも影響している気がします。

 

 

ブースは最新の車はもちろん、コンセプトカーという未来の車が展示してあります。

私はあまり未来的な車には興味はないので、各ブースともすごくあっさりと見て回りました。

 

最近は面白くないので見なくなったF1。

オーバーテイクの無いレースなんて全く見たくない。昔は面白かったなぁ。。

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ビックサイトのブースを一通り見終えたところでちょうど屋上の飲食ブースに出てきました。折角だしここで軽く食事をします。

選んだのはローストビーフが乗ったステーキ丼、1000円。うーん、おいしくない。

やはり私は少しくらい高くても、ちゃんとした店舗で食べる食事の方が好きだなぁ。

 

 

ビックサイトから晴海会場まではシャトルバスも出ていますが、その間を歩いて移動する間にもいろんな車が展示してあります。これは今回からの新しい試み。

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その脇には電動キックボードみたいな乗り物の道になっていて、その市場体験をしている人が行き来している。なかなか面白そうだけど日本では行動では乗れないんですよね。

こういう感じは好きですね。特に興味を引く車は無かったですが、新しいチャレンジは良いものです。

 

途中、キャンピングカーの展示スペースを楽しみにしていたんですが、思っていたよりもすっごく小規模でガッカリ。。

今度はそういう専門の展示会に来てみよう。

 

 

晴海会場もサラッと見学して終了してしまいました。

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今はスーパーGTが面白い。

来年こそはサーキットに行きたい!と思えるほど。

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とはいえ、んー何というか全体的には自分好みのイベントではないかなぁ。

これは東京モーターショーの質が悪いわけではないですからね。私との好みの相性が合わなかっただけですから。

 

 

今回おもしろい取り組みとして、モーターショーの中にキッザニアがあったこと。子供が職業体験をできるアミューズメント施設ですね。

テレビで紹介を見ていたときは親が子供を連れてくる良くある感じだと思っていましたが、実際に会場で見てみると学校の行事として来れるような感じになっていました。

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本来、モーターショーのターゲットでは無かった子供達が学校の遠足や校外学習としてここに来れる取り組みは面白いと思います。

これに軽いフットワークで参加しようとする先生や学校もいいですね!

 

 

という訳でこの年になっても新しい体験は楽しいですね。

 

 

 

 

中央ALPS SKYLINE JAPAN【後編】

こんにちは、JAMです。

 

今回は「第1回 中央ALPS SKYLINE JAPAN」に参加してきました。

 

過去記事。

jam-style.hatenadiary.com

 

 

 

8:40 池山避難小屋エイド

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いやー、長かった。。

私が出た大会の中で間違いなく1番キツい登りでした。

 

とはいえ、ストックのおかげで足は全然元気。

 

 

 

さて、先へ進みますか。

 

 

稜線へ出た頃からパラついていた雨が少し強くなってきた。

樹林帯の中なのであまり雨粒が身体に当たらないので

音だけ大きくなった感じ。

 

 

8:52 1770m

池山山頂。

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この先は稜線上をほんのちょっとの起伏を越えつつ進む。

そしてその更に先からは延々と続く下りのはじまり。

ここからスタートの付近まで一気に1000mは下る。

 

下りは延々と九十九折のコース。

そのおかげで勾配は緩やかで足の負担は少ないけど、

高度がなかなか下がらない。

高度がなかなか下がらないって事は、

この下りがなかなか終わらないって事を意味する。

 

下りではストックを先について太ももにかかる負荷を軽減する。

下りではストックが邪魔だって人がいるけどそれは使い方が上手くないだけ。

下りこそストックの恩恵が最大限受けられる。

 

しだいに雨がさらに強まる。

 

この辺りになるとほとんど一人旅。

時々ペースがゆっくりな方をパスするか、

速い方が後ろからくればパスしてもらう。

それ以外はひとりの時間が多かった。

 

この下りが速い方にパスしてもらう時も、

事前に近づいてきたことを察知し、距離を測り、

ペースを調整して抜いて貰いやすいところでスッと端に寄り、

手で「どうぞ」と合図し抜いてもらう。

抜いていく人も「ありがとう」なり何かしら声をかけてくれる。

 

お互いに詰まったり、詰められたりすることなく

ホントにストレスなくやり過ごすことができる。

こういう風に自然にできるのが嬉しい。

 

 

9:15 1370m

林道終点、ここにはトイレがあったので寄った。

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降り続ける雨。

他のカテゴリでは雨の中でのスタートかな?

などと考える。

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延々と続く未舗装林道。

なんだかキタタンを思い出した。

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林道を終える。

途中でトレイルに入るがこの写真は9:45頃なので、

林道も意外と長くはなかったんだなと分かった。

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1回目のゲレンデ横断。

下に駒ヶ池が見えている。

下までもう少し。

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再びトレイルへ。

沢の周辺には苔が生えてていい感じ。

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ただこの沢沿いの下りがドロッドロのズルッズル。

ストックがあってホントに助かった。

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2回目のゲレンデ横断。

なんか高度があんまり変わってないんですけど。

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その先では10kmの上位選手達がきた。

この辺りではほんの少しだけ迂回しながら登り返しがあるのがキツイ。

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最後の下り。

植生もだいぶ違いますね。

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やっと人里まで降りてきました!

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フィニッシュ会場のすぐ近くを通り、エイドが見えた!

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10:15 菅の台エイド。

ここの関門時刻は13:00なのでかなりのゆとり。

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お蕎麦とおにぎりに味噌が塗ってあるやつ。

美味しかったです。

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さて、いきなりですが今回のレースはここで辞めてしまいました。
こちらも人生で2回目の自己申告によるDNFです。

 

実は長い下りの最中で雨に降られながら一人考える内に決めていました。

そこまでの区間はキツい登りではあったものの、

明るい高山樹林特有のアルプスの雰囲気を堪能できました。

 

このまま次の山に登っても、この天気では景色も見られないだろうし、

新しい感動はないのではないか?

 

私は今回の大会を絶対に完走したい強い思いはない。

私の望むものは未知なる道や景色を体験したいだけ。

今回はそれが既に満たされてしまいました。

 

まぁその他にも、未だに残る背中の痛みだったり、それと連動しながら痛み出した胸の痛みだったりとか。

色々な要因があるのですが。

そうなったら気持ちがバッサリと途切れてしまいました。

 

 

自分にとって大会に参加する目的は強くない。

また、私の望むものは大会ではない方が得やすいのは明確。

 

今後の活動についてももう一度考え直さないといけないなと、

反省も含めつつ改めて考えるきっかけとなりました。

 

 

まぁ、とは言え、あまり悲観的には考えてないです。

今回は慣れない前泊も経験できたし、

来慣れない土地にも来ることができた。

それはこの大会を通じてだし、トレイルランを通じて。

トレイルランニングを通じて新しい体験をする事が出来た。

前向きな気持ちで受け止めています。

 

 

大会の印象としては参加人数が少ない事もありストレスなく。

先日も書いた通り、会場内の受付の場所とか、

大会用駐車場の位置とか、その辺の情報が全然なかったので要改善。

パンフレットやWEBに載せるだけでも。

 

コースは前半しか分かりませんが登りはキツい!!

でも雰囲気はかなり良いですよ。

それで満足したくらいですからね。

コース案内も矢印とかも多いくらい付いていました。

 

ストックが使える数少ない大会としても貴重。

皆さんの評判も概ね良さそうなので、今後は人気が出るかも。

ただ遠い。。

 

さぁ、次の楽しみに向けて進みます。

オツカレ。

 

 

 

 

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中央ALPS SKYLINE JAPAN【前編】

こんにちは、JAMです。

 

今回は「第1回 中央ALPS SKYLINE JAPAN」に参加してきました。

 

前日の様子はコチラ

jam-style.hatenadiary.com

 

 

 

昨日は22時30分には寝たのもあって、当日は4時頃に目が覚めました。

淡々と準備を済ませチェックアウト。

駐車場から出るときに偶然にMMAの渋井さんを発見。
参加するのは知ってましたが同じ宿だったとは!

 

大会用の駐車場が分からず、会場隣接の有料駐車場へ。

結果的にはこの駐車場が便利で良かったです。

 

1時間前には会場に着きましたが何もすることがなかったので、

慣れてればもっとゆっくりしても良かったかな。

 

30分前。

みんな会場から遠くへ歩いていく方が多い。

初めは「みんな今から駐車場に戻るの?」なんて思っていましたが、

ふと、そういえばスタート地点が別だった事を思い出す(汗)

情報を入れるのが早すぎると忘れちゃうね(直前にも再確認しろって)

 

 

コース図。

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高低図。

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ということでスタート会場へ到着。

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会場にて渋井さんを発見。

少し話す。

 

そして2018年のUTMF-A8にてご一緒した秋葉さんにも声をかけてもらった。

結果としてはちょっとした不運がありましたが、入賞まであと一歩だったらしい。

凄ぇ!

 

余談ですがこの会場、すごいやぶ蚊が飛んでた。

普段、蚊に刺されまくりの私ですが、今回1か所だけで済んで良かった。

たくさん刺されてたらエライことになってた。

 

今回の大会は35kmで300名なのでかなり少ない。

なんだかこういう大会も懐かしい。

 

また余談ですが、今回の大会は珍しくストックOKな大会。

日本のトレイルランニングではストックNGな大会が多く浸透していない。

なのでOKと知っていても(恐らく知らない人が多いが)使わない人が多かった。

 

それは良いとして、ストックをもっていないからと言って

「ストックはいらないよね~」

とか、持っている人の近くで言わない方が良いですよ。

人それぞれですし、そう思うのは自由なのですが、

わざわざ聞こえる距離で、聞こえる大きさで言わなくても。

別に正解なんて無いんだからさ。

私は誰がなんと言おうが絶対に使いますけどね。

 ストック大好き。

 

 

 

6:00スタート。

少ないので混雑はありません。

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駒ヶ池。

窮屈さもなく走れる。

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狭い階段で少し詰まりますが、

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大沼湖。

既にこんなにバラけてますね。

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みなさん、なかなか良いペースです。

私はもちろんマイペース。

もう早く歩きたいと思っている。

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コース序盤は舗装路、プチトレイル、林道を何度か変わりながら進む。

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事前のイメージでは、こういう林道がしばらく続くのかなぁと思っていましたが。

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途中、渡渉する箇所なんかもありまして。

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ここでは私は石の上を上手く渡り靴を濡らさず渡れた。

ここでも後からの人が沢に入ってしまい靴を濡らしてしまった方が

「もう濡れても同じだよね~」と。

イヤ、全然ちがうから。

 

この方達、実はストックの時と同じ方達なんですが、

なぜわざわざそんなこと言うのかなぁ。

自分は失敗してないよ、とでも言いたいのでしょうか?

 

「わぁ!濡れた~!」とか事実を言えばよいのに、

なんか保身なのか自分をフォローするようなことを言う。

 

いちいちこんな事に反応する私も「小さいなぁ」とも思うのですが、

私はこういう事は言わないようにしようと思うのでした。

 

「今は○○が1番でしょ〜」

「○○って古いよね〜」

「○○知らないなんて」

とか。

迷惑掛けなければ価値観は人それぞれで良いから。

 

 

 

6:33

この分岐の個所から本格トレイルに差し掛かります。

時計でここまで2kmだった気がするのですが、結構時間が掛かってますね。

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で、コースは直登です。

ハイ、ひたすら直登。

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6:45 ロープなんかもありまして。

ここはストック使ってクリアできました。

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所々、少し勾配が緩い箇所があるものの、

ずっと登りが続きます。

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私はストックを使っているので周りより若干ペースが速い。

途中で休む方をチラホラ抜かしながら進む。

 

ストックを使うと重心がかなり前に掛けられるので、

足、特にふくらはぎにかかる負担をかなり軽減できる。

使えるなら使ったほうが絶対に楽です。

楽に上りたいならぜひ使ってみてください。

 

 

 

見渡せば明るい樹林帯。

こういう雰囲気は地元の植林地帯では味わえないので来る価値があります。

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7:30 2回目のロープ。

ここは路面がズルズルで、さすがにロープを持たないと滑ってしまう。

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今回のこの区間は、むか~~し使われていた道を辿りながら

今回のために切り開いたコースのよう。

なので路面が踏み固められてないので柔らかく、登りも下りも滑りやすい。

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途中、後ろに10人くらい詰まっているのに譲ってくれない人がいる。

もちろんワザとではないのは分かっています。

みんなキツいんです。

 

みんな遅いペースで進んでいるので大迷惑って程ではないんですが、

その方の前との距離の開きを見れば、自分がどれだけペースが遅れているか

分かるとはおもうんですが。

別に私は争っている訳ではないのでいいのですが、

なるべく人には迷惑をかけたくないなとは思って生きているので、

ちょっと感覚が分からないですね。

 

私も10年近く山に行ってますが、山のマナーとか関係なく、

こういう一般的な感覚の違いって多いです。

ベテランの小言みたいであんまり言いたくはないんですけど、

だれも言わない状況がなんだか今の世の中には蔓延している気がする。

 

最低限、一人ひとりが自立して、他人への迷惑や影響に配慮しながら

行動する必要はあると思いますけどね。

それが息苦しいなら誰もいない場所で自由な振る舞いをすれば良いと思います。

 

余談多い(汗)

 

 

 

8:20 稜線に出る。

風も少し吹いていて涼しさが増す。

MMAパワードライTシャツのおかげで汗冷えなし。

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写真には写らなかったけど、大きく崩落している箇所。

残念ながら景色は見えませんでした。

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途中、誘導の方から「ここが最高地点」と教えてもらう。

「ここまでの急登には1ヶ月前までイワカガミの大群生があったんだよ」

とも教えてもらった。

なるほど、知る人ぞ知るっていう穴場でしょうか?

すごいな。

 

 

 

最高地点を過ぎるとほぼ登りはなく進む。

ブナでしょうか?気持ちの良い道なのでできれば歩いて楽しみたい。

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8:40 池山避難小屋エイド

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いやー、長かった。。

私が出た大会の中で間違いなく1番キツい登りでした。

距離8kmで約1100m、2時間40分。

九十九折りは全くなく直登と軽くトラバース気味の登り。

 

これで路面が踏み固められていたらまだ上りやすかったのでしょうが。

いやぁ、キツかった。。

 

とはいえ、ストックのおかげで足は全然元気。

水を補充し経口補水液を作る。

エイドには飲み物の他に、果物とパンだったかな?

ここには車は来れないのでスタッフが担ぎ上げてくれたんでしょう。

感謝!

 

後から気づきましたがここの関門時刻は11:00なので、

関門の時刻設定はかなり緩やかなのかなと思います。

 

さて、先へ進みますか。

 

 つづく。。

 

 

 

 

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中央ALPS SKYLINE JAPAN【前日】

こんにちは、JAMです。

 

今回は「第1回 中央ALPS SKYLINE JAPAN」に参加してきました。

 

今回が第1回という事で、事前の情報が何もなく、

コースも登山地図や地形図にも載っていない箇所が多く未知。

そんな所に惹かれて参加を決意した大会です。

 

受付が前日のみという事で、今回は人生2回目の前泊での大会参戦です。

会場から車で5分のビジネスホテルを取りました。

 

実は受付当日には法事がありまして、早く出ることができません。

大変申し訳なかったのですが、途中で法事後の親戚の集まりは

途中で途中で切り上げさせてもらい会場へと向かいました。

 

道中、「あー、受付間に合うかなぁ」などと考えながら、

ふと気づきました。

受付は16:00まで。

会場までは早くても3時間30分かかります。

今は15:00。。。

全然間に合わないじゃん!!

 

なんでこんな勘違いをしていたのか全然わからないのですが、

とにかく受付に全く間に合わない事が発覚。

忙しいところ申し訳ないと思いながらも大会事務局に確認してみると、

前夜祭も含めると20時位までは会場があるので大丈夫とのこと。

良かった。。

 

そんなこんなで車を走らせる。

遠い。。

 

17:30過ぎ。

やっと会場へ到着。

駒ヶ根高原駒ヶ根ファームス」の一角に会場が設営されていました。

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会場ではステージで歌が歌われていたり。

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前夜祭の料理がふるまわれていたり。

500円で生ビールも飲めたのかな?

もう終盤だったのし、車だったのでお金だけ払って去りました。

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奥に見えるのがフィニッシュゲートのようです。

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ステージやフィニッシュゲートは今回のみの設置なんでしょうか?

結構、予算が掛かりそうな感じです。

それとは別に表彰台のパネルもありまして、スポンサー料があるのかな?

その辺が気になっちゃうんですよね。

 

会場で気になったのが、受付場所がどこだか分からず

少しウロウロとしてしまいました。

そういった会場の表示関係が全くなかったので分かりづらかったです。

 

また大会当日の話ですが、大会駐車場があると聞いていたのですが、

その案内も分からず結局は会場隣接の有料駐車場に止めました。

まぁ都会と違って安いし便利だったので良かったのですが。

 

時間も終盤だったので人も混雑している訳でもなくのんびりした雰囲気。

 

 

私は受付だけ済ませ、早々に会場を後にしました。

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今日は明日に備えて早く寝ました。

続く。。

 

 

 

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FTR飯能のマーシャルボラ【その2】

こんにちは、JAMです。

 

今回は「Funtrails Round 飯能」のボランティアに参加してきました。

 

後半です。

前半はコチラ。

 

jam-style.hatenadiary.com

 

 

「A3旧北川小学校」

 正午を迎えみるみる上がる気温。

 選手はみんな暑さに苦しんでいる。

想定以上にサバイバルな状況になりそうな予感。

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待ってる間にも水分を500ml消費。

今回も経口補水パウダーがすこぶる調子良かったです。

 

 

12:45

長い待ち時間を終えようやくマーシャル業務スタート。

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A3関門時刻は13:30。

私の後ろにもA4までのマーシャルが2名。

15分前にも1名のマーシャル。

ペース配分が難しいが当初の指示通りゆっくり進む。

 

 

スタート直後から林道トレイルへ入る。

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炎天下では強烈な暑さだが、木陰に入るとひんやり涼しい。

まだ真夏ほど湿度は高くないので、スタートしたばかりの私には快適。

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国道299の横断。

警備会社を手配し万全の体制。

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分岐にはありがたい自主的な応援と誘導。

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ロードを2km進む。

周りの選手たちはここまで30km走ってきている。

私が今の調子で普通に進んでは速すぎる。

調節がムズカシイ。

 

 

トレイルの入り口には超元気な誘導のお兄さん。

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この手前の誘導には知り合いがいましたが、近所の方や地主さんが色々と良くしてくれたりと、歓迎されている様子で良かったです。

 

 

以前の下見で紹介した崩れそうな橋も整備されていました。感謝。

FTR飯能の下見その2 - JAM-Style’s blog

 

 

昨日の雨で急な登りは一部滑りやすい箇所も。

でも全体的には雨の影響はほとんどなかったです。

さすが、長年続く山道は強いのです。

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この区間は子の権現まで長い登り基調。

選手達はこのあたりはかなりキツいはず。

途中で止まる選手もチラホラ。

様子を見つつ必ず声をかける。

疲労なのか?体調不良なのか?

 

小まめな水分補給の声掛けも。

気付かないうちに脱水になっちゃいますからね。

 

 

送電線鉄塔の先。

鉄塔の下は背丈の高い草がボーボーでした(汗)

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35km地点。

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無線にてレース全体の情報が流れて来る。

主要な箇所にはかつて運営で共に頑張った仲間たちが、

情報を適切に処理し各方面へ指示を出している。

とても頼もしくなったと感慨深かった。

 

 

更に長い登りを経てようやくロードへ。

途中、体調のすぐれない方がいたのでしばらく並走。

おそらく脱水症状が出始めている。

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W2子の権現(ウォーターステーション)

この曲がりの先だけど。

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結局、先ほどの体調不良者はここでリタイア。

経口補水液を与え水分補給しつつ、少し休んでもらう。

この先もここでのリタイアが増えそうだ。

 

 

先行のマーシャルに追いついたので少し調整。

少し長めに滞在し時間を調節しながら、無線で全体の状況を把握する。

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やはり各所にてリタイア者が増えてきている。

一時、リタイア者の情報が処理し切れないほど。

これは、リタイア者を正確に把握し、途中で滑落や道迷いなどで山の中に取り残された方が居ないよう、丁寧に確認をしているからこそ。

 

これはUTMFなどの大きな大会ですら出来ていない高度な対応なんです。

 

 

さて、W2を再スタート。

ここからはあの飯能アルプスのギザギザ地獄の始まり。

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下っても、、

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必ず登り返す。

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こんなアップダウンが飯能までに40回以上あります。

前に数えたことがあります(笑)

 

これからA4東吾野へ向かいますが、W2直後は少し標高を下げるものの、

そこからA4手前の天覚山まで、ほとんど標高が変わりません。

 

 

この稜線の先は急下り。

山岳連盟の方達による安全管理がされていました。感謝!

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一旦ロードに出るここで胸のソフトフラスコが空に。

やはり消費が早い。

というかそれだけ小まめに飲むようにしている。

背中から水を補給し経口補水液を作る。

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40km地点。

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自分なりにゆっくり進みますが、疲労している周りの選手とはほとんど同じペース。

後ろに近づいた場合は早めに避ける。

そこでも声かけ。

多くの選手と意図的に交差をするのもマーシャルの目的。

 

そんな感じで登ったり下ったりを繰り返す。

 

しかし、ふと冷静になり考える。

A3では15分遅れでスタート。

W2では調整で15分くらい滞在。

 

あれ!?時間ダイジョウブか??

 

元々、フィニッシュまでの最終マーシャルで、フィニッシュまでの全体的なペースは何となく頭にあった。

ただ、そこにA4の関門時刻を照らし合わせると、、、

 

なんか厳しくない!?(汗)

 

用意していた過去に通ったペースや、登山地図のコースタイムで色々と考えると、、、なかなかゆとりが無くなってきた。

 

と言うことは、現在の私の位置がA4の関門ライン辺りで、私の後ろにはまだまだ沢山の選手がいる事は分かっている訳で。

コリャA4でのリタイア者は増えそうだぁ。

 

無線でその状況を伝えようかなぁとも思いましたが、まぁA4は駅も近いしそんなに混乱はしないだろう。

無線も混雑しているし、という事でしなかった。

 

 

さて、私が関門に引っかかってもシャレにならない(汗)

ペースを少し上げます。

 

さっきまで見送った選手達に少しづつ先に行かせてもらう。

とは言っても無理に抜かしたりはしないのでジワリジワリと。

なのでそんなに簡単にペースを上げられる訳ではない。

 

 

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結局、A4関門時刻20分前に到着!

途中で気がつかなかったらギリギリだったかも!

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ここでも先行マーシャルに追いついたので滞在。

色々と確認し、ここはIN関門という事を確認。

つまり関門時刻の17:15までに到着した方のみ先に進める。

 

進める方、進めない方。

この先ゴチャゴチャになるな。

という事で、その辺の処理の仕方を担当ボランティアの方々にレクチャー。

担当外でお節介とは思いましたが。

 

関門時刻アウトな方は、

・到着時点でチップを外す

・ナンバーを控える

・チップは絶対に無くさないよう専用容器に入れる

・チップは絶対に無くさず本部へ届ける

・後ほど控えたナンバーを本部へ知らせる

など。

今後の誰かの役に立てば。

 

 

ギリギリ関門に間に合った方たちの歓喜の様子(笑)

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さて、私はスタートします。

ここからなら今の時間ならフィニッシュまではゆとりがあります。

この先はキツい箇所も少ないので気が楽になりました。

 

A4スタート直後のトレイルにて気持ち悪くて吐き気のある選手。

気持ちが悪いだけなのでまだ先に行きたいと。

後にはスイーパーも来るから、何かあったら頼ってと伝え先行する。

 

 

45km地点。

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ゆっくりと、声かけ、周囲の見渡しをしながら選手を徐々に見送らながら。

 もう後ろにはそんなに選手はいないので程々にゆっくり。

 

途中、女性5名位の集団の後に、少し距離を取りつける。

あんまり近いとプレッシャーだし、無線の声で気が散るかなと。

 

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フラスコへの水分追加で一旦立ち止まる。

しばらく選手が来ない。

5分以上は経っている。

 

 

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遠くから鈴の音が聴こえてきた。

あー選手がやっと来たと思ったら、後ろには派手派手な方達が!

あれ!もうスイーパーだ。

 

しかも、最終選手は先程の吐き気のある方だ。

身体には力がありそうだし、まだ時間はあるので大丈夫そう。

 

私は少しづつ先行して特に周囲を見渡す。

結果、私の周りでは大きなトラブルはなかった。

 

ロードまで合流し選手を待つ。

ここからは選手と一緒にフィニッシュを目指そう。

 

途中の誘導の方達も引き連れて、集団でフィニッシュを目指す。

残りの距離からペースを考えるとまぁ大丈夫だけど、少しはゆとりを持ちたい。

 

選手を励まし少しだけ走りを混ぜる。

走っては歩いて、時間を考えて。

確実に安心できたのは最後の500mだったな。

 

フィニッシュゲートの先には多くの人達が迎えてくれた!

選手が最後の力を振り絞り走ってフィ二ーッシュ!

みんなもアーチを作って迎えてくれてます。

 

距離を置き、マーシャル・スイーパーで手を繋いでフィニーッシュ!

おつかれさまでしたー!

私たちもアーチで迎えてくれました!

 

 

今回、初めてのマーシャルを経験しました。

実はもっと前にやる予定があったのですが、色々と諸事情がありまして、今回ようやく学んだ事を活かせるボランティアができました。

 

色々と考える事もあるし、もちろん有事の時にはもっと知識と経験も必要になる。

選手にとっても運営にとっても、居てくれて安心できるマーシャルが出来ていたか?

自問をしながらもっと成長したいと思いました。

 

また引き続き、緊急対応などの技術を高めていきたい。

私は山や自然の中で遊ぶワンダーな人になりたいのです。

 

 

以上!

オツカレ〜!

 

 

 

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