にほんブログ村 その他スポーツブログ トレイルランニングへにほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへにほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ

嬉しいような、恥ずかしいような

こんにちは、JAMです。

先日のことですが、久しぶりに映画を観てきました。
ボヘミアン・ラプソディ
今、大人気との報道でご存知の方も多いと思います。
英国のロックバンド「QUEEN」が題材となっている映画です。

公開前、TVCMが流れていて「観たいなぁ」とは思っていたのですが、
元々映画自体がそんなに好きではないので、今回も「DVDで観よ~」
と思っていました。

ですが、最近はメディアで大絶賛されており、公開数週間にわたり
動員数が増加してるほどの異例なヒット作となっているそうです。

そんなに好評なら観てみたい。
しかも折角見るなら最高の環境で観たい。
楽曲もふんだんに流れるであろうから、特に音にこだわりたい。
予てから極上音響として有名らしい立川の「シネマシティ」に
いく事にしました。


なんでそんなにまでして観たいかと言いますと、
ただのミーハー、、、ではないんです。
実はワタクシ、25年位前からQUEENの隠れファンなんです。

出会いは確かまだ10代の頃、洋楽に興味が出てくる頃でして、いわゆる王道のアーティストの代表的な作品を集めたオムニバスを聴きだした時期。
色々聴いた中で気に入ったアーティストはまずベストアルバムを聴いてみる。
そして中々無いですが、気に入ったアーティストについては普通のアルバムも聴きだします。
その中で、最後まで好きでいられるアーティストっていうのは本当た稀で、そのアーティストこそQUEENでした。

なんで隠れなの?と思われるかもしれませんが、
25年前の当時、私の年齢でQUEEN好きなんて人はまず居ませんでしたし、
70年代、80年代の洋楽が好きな方なんてほとんど居なかった。
田舎ですし。

また、当時はネットもない時代ですよ。
少ない情報で出てくるのはフレディの見た目。
ヒゲや胸毛にピタピタのタイツ。
ちょっと奇妙な動き。
そしてセクシャリティに関すること。
それに対して私自身が嫌悪感を感じることはなかったのですが、
まだ10代だった私にとって、胸を張ってファンですとは言える環境ではなかった。

そもそも、私がQUEENとその聞いたことのある作品とが結びついた頃なんて、既にボーカルのフレディ・マーキュリーは無くなってましたし、ほぼほぼ日本のメディアで目にする機会なんて無いし。


でもなぜ、当時の私にとってそんな人に誇りづらいQUEENが好きなのかといえば、とにかく作品が大好きだから。
圧倒的な多彩さ、オリジナリティ、美しいハーモニー。
好きなモノに色々と理由つけて語るのは好きではないのでヤメますが、
とにかく聞いていると「ゾワゾワ」するんです。
私の好きになる音楽家の条件はそれだけ。
ただ「ゾワゾワ」するんです。

それは歌が上手いとか曲がいいとか、そういう基準ではないんですよね。
というかそれは大前提であたりまえ。
その更に先の大好きになるのは「ゾワゾワ」が必須です。
場合によっては人の評価とは違う事も多いですが、
今の歳になると、そんな違いも全く気にならなくなりましたね。
むしろ私の感覚は正しかったんだと、後に証明される事も多く自信にもなります。


そんなQUEENが今またこの時代にみんなに聞いてもらえるのは
嬉しい事は間違いないのですが、それと同時になんだか恥ずかしいような、、そんな感覚がありますね。

ただ、時代は大きく変わったんだなぁと思います。
そこには感慨深い想いすら感じます。

私が10代の頃ではやはりセクシャリティの問題は表に出づらい話題。
そういう方を街はもちろん、TVで見る機会もほとんどなかったし、
出てきても笑いのネタにされるようなまだまだそんな時代。

今回の「ボヘミアン・ラプソディ」はそれも題材に大きく取り上げられている。
それが今や一般に受け入れられ、特に話題の中心になる訳でもなく、
ただ取り上げられるのは楽曲のすばらしさ、
フレディの自分を貫く生き方など。

私は直接はそういう人との接点はありませんが、
そういう関係者にとってもうれしい出来事なのではないでしょうか?


映画に関する感想や評価は控えます。
私はとても楽しみました。
堪える気の無い涙は溢れ、声が漏れるを堪えました。
映画には描ききれない背景も多少は知っているので、なんだか本当に感慨深かったです。

ただ映画は好みだし、今回の作品が全員に見て欲しいとオススメするような
作品ではないと、私個人的には思うので。

映画館にはとても満足しました。
極上の音を求めて選びましたが、映像に関してもとても綺麗でした。
意図的に前すぎの中央を選びましたが、
やはり視界全部が映像に覆われ、映画に集中できるのは私好み。
そこに極上の爆音サウンドで包み込まれのだから、
映画に集中するには最高です。


もちろん最近はQUEENの楽曲をヘビロテしてます。
LIVE DVDも引っ張り出してきて見返してます。
やはり本物は更にイイ。
ゾワゾワしまくりです。

もう1回、極上爆音のシネマシティで観たいなぁ。。。