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2014嬬恋高原キャベツマラソン

こんにちは、JAMです。


7月6日(日)、4年半ぶりのハーフマラソンに参加してきました。

第7回嬬恋高原キャベツマラソン大会

エントリーしたのは5月に入ってから。
UTMFの惨敗を経験し、ショックから大幅な変化を決意。
その勢いのままエントリーした大会です。

コースは高低差が凄まじくキツイ大会である事は承知してましたが、
実際に走ってみると想像以上でした(汗)


ロードランニングでタイムを求めるのがイヤになり、早く走る練習を4年以上していません。
今回の変化でここ2ヶ月はロードの練習を中心に、ほぼ初心者同然のレベルから段々と上げていき、
今では4時間のLSDや10kmのタイム計測など、今までとは別人のように練習しています。

4月までの月間走行距離は大会を含めても到底100kmにも及びませんでしたが、
5月は180km、6月は230kmと別人のように練習しました。
練習は無理せず計画的に実施しているので疲労を溜めず、ケガのリスクを減らしています。
なので、実力の上昇率は緩やかかもしれませんが急ぐ必要もありません。
体重がある程度減るまでは負荷の大きい練習は控えようと思っています。
しかし、これだけ走っても体重にあまり変化が無いのだが。。。


余談はさておき、
そんな練習を重ねて迎える大会。
果たしてどれだけ走れるか楽しみと不安を抱えての大会です。



朝5時に起床し、10分と経たず車で出発。
会場へは8時前に到着しましたが、会場直近の駐車場には置けず、
一段上の第2駐車場に案内されました。


第2駐車場から会場へ、ココの昇り降りは疲れた(汗)
朝モヤ?景色は霧で遮られています。




会場にて受付。
スタートまで2時間以上あるので人は疎ら。
車で準備や休んでいる人が多かったです。




参加賞の1つ、無料のキャベツを配布のテント。
さすがはキャベツマラソン、キャベツ推しがスゴイ。
大会と地元の一体感を感じました。




会場は凄く広くい。
参加人数も全体で3500人程度なので混雑は無縁で快適。




ゴールゲート。



一旦、車へ戻り準備。
会場に着いた頃は肌寒かったけど、時間の経過とともに日が登り、
雲は晴れ日差しが暑くなってきた。

準備を終え、スタート時間の30分前までは車でのんびり。
スマホをいじりながらも日差しで汗が垂れてくる。
水分補給にも気を使った。
そしてスタート地点へ。



スタート5分前くらい、ドキドキとワクワクの時間。
天気も良くなってきてテンションも上がる!



10:10、スタート!
今回はロードだし余裕が無いので写真はナシ!

コースは何となくしか頭に入っていません。
アップダウンの激しいハーフ、それくらいの印象でした。


今回のコース。




そして高低図。
トレイルレースか!?



エントリーした時は「2時間切れたらイイな♪」なんて思っましたが、
スタートして10分で「コリャ無理だ!」と思いました(汗)

なんてったってコースの高低差が凄まじい。
スタート直後は勢いよく下るのですが、帰りはコレを登らなくてはならない。
スタート後2km、高低図を見ると良く分かるけど結構な下りが続く。

2kmを過ぎ、緩いアップダウン(緩いと言っても結構、、、)になると片側通行になる。
「もう折り返し?」と思っていると早い選手が折り返してきた。
まだスタートして3kmちょっと、周りに選手も多く圧迫感がある。
周囲のペースに合わせて進む。

キツイ登りを終えた先が第1折り返し地点。
キ、キツイぜ。。。


折り返し後はパノラマラインという道に入る。
道幅も広く開放感が出てきた。
ここも始めはドカーン!と下る。
帰りはココも通るのか。。。

その先は基本的にはアップダウンの繰り返し。
高低図を見ると全体的には登り基調ですね。
その通り、「行き」は結構キツかった(汗)

実は、今日は時計を忘れてしまった。
ロードだし1km毎の距離表示が見やすかったので大丈夫だったが、
自分のペースがどんな感じか分からなかった。

「行き」では登りで周りより遅れ気味だった。
でも、自分では遅すぎるペースで走ってないし、これ以上上げるのは
後半を考えると怖くて出来なかった。

周りはゼェハァと大きな息をしながらの人も多いが、自分はまだそこまで出来ない。
山を走る者として登りでドンドン抜かれるのは少し悔しいが、
「体重重いし、人より20kg以上ウェイト積んでるし、、、」
「なんで体重減らねぇんだ!ちくしょう、、、」
とか思いながらも坦々と走った。

エイド(ロードでは給水所かな?)では水、スポドリ、塩、
その他(食べなかったので何があったかは良くわかりません)、
の他に特産のキャベツも振舞われていました。
自分は水分のみを頂いて、補給は持参したもので済ませました。


自分のペースが出来てくると、少し落ち着いてきて景色を楽しめました。
ココは標高1200m以上の高地でありながら比較的開けている高原の土地。
そこに広がるキャベツ畑は雄大で、北海道に居るような開放感。

天気もよく日差しはあったけど、高原特有の涼しさと時折吹く風が冷たくて、
走っていてとても気持ちが良かった。
都会からも我が家からも遠くて行くのは大変だけど、
とっても良いところだなぁと思いました。


距離が10kmを過ぎた頃、更に厳しい登り勾配が現れます。
この頃になると歩き出す方も増えてきました。
そして、歩き出す人達を徐々に抜かすことが多くなる。
自分のペースは変らないのに周りの走ってる人達から遅れることも少なくなった。

思ったとおり、
「やっぱりみんなバテ始めている!」

自分は現在の実力が今ひとつ分からない事もあり、基本的に戦略なんて無い。
なのでイーブンペース、イーブン負荷で走っている。
周りの登りのペースは速いなぁと思いつつも、
「最後まで続かないんじゃないか?」
と思っていたが、その通りになってきた。

自分のトレーニングが間違いじゃなかった!(のか?)
少し自信が出てきてキツイけど楽しくなってきた!

「よぉし!こうなったら意地でも歩かないゾ!!」
決意を新たに頑張る!


12km手前で折り返し、その直後に給水所。
ココで1発目のエネルギーチャージ!
VAAMの粉末の黒いのを補給しよう、とするがなかなか開かない。
そんで、もうちょっと力を入れたら変に袋が破れて半分くらいぶちまけてしまった(汗)
それでもなんとか半分は飲んで出発。

リスタート後もキツイ登りがしばらく続けけど、なんだか楽に感じる。
補給の効果がこんなに早く出るとも思わないし、
ましてやこんなに効果が出るなんてこと無いでしょ!ってほど今までより楽。
ちょっとハイになってたのかも知れません。

折り返し後は自分より後続の方々との対面走行。
すると、しばらくすると見覚えのある姿が。
実は、スタート直前に「知ってる人かな?」と思った人がいた。
自信が無かったし、こちらはナーバスだったのでそのままだったが、
ここですれ違った時に「やっぱりそうだ!」とほぼ確信した。
自分は必死だったのでノーアクションでしたが。


全体的に「帰り」の方が楽に感じました。
今、高低図を確認すると全体的に下り基調って事もあるし、
周りの人達より自分の方がペースが良かったせいでしょう。

徐々に前との差を詰めて、じんわり抜かしていく展開。
ここまできても大きなダメージの蓄積は無くとても順調。
ペースが良いか悪いかは時計が無いので分かりませんが。

ただ、このアップダウン。
キロ6分ペースなんてとても無理です。
記録なんて意識しないで「最後まで歩かない!」を目標に、
決して楽をせずに走ります。

ラスト4kmほどかな?残りも僅か。
ここで2発目の補給。
UTMFで使うこと無く持ち帰ったべスパプロ(高いよ!)。
ここで使うべきでしょ!とばかりにゴクリ。
マズイ。。。

これはあんまり効果の実感は無かったかなぁ。
感覚的な問題だし、最終盤って事もあるんだろうけど。

そんな感じでラスト2kmちょっと、
最後にして1番長くて厳しい登りが待ち受けます。
ここからゴールまでは緩くなる事無く全て登り。

この辺になると、自分の周りにいる方達はほとんど歩いています。
走っている方も終始走っている訳じゃなく、走ったり歩いたりの繰り返し。

「おっしゃ!山を走る者の意地の見せ所だゼ!」
とばかりに、必死に走ります。

幸い、歩いている方よりもペースは良いです。
歩きとほぼ変らないと心が折れますからね(汗)

でも、歩いたり走ったりする方よりもペースは遅かったかも。
歩きで抜いて、走って抜かれるというのを繰り返した。
必死すぎてよく覚えてませんけど。

2kmのキツイ登りは長かった。
途中で何度も何度も、何度も何度も、、、
「歩いてしまおうか?」
と思った。。。

キツイ、ツライばかり考えると歩きたくなるので、
気を紛らわそうとするけど全くダメ。
もう他の事が考えられない(汗)

もう、次の残りの距離表示が見えるのしか考えられない!
今考えてもよく歩かずにいたなと、自分を褒めたいと思う(笑)


ラストの直線、スタート地点が見えた!(まだ絶賛登り中!)
あそこを曲がった会場内がゴールだ。
「おし!ここまで来ればもう歩かない!!」
歩かずゴールを確信した。

しかし、既にヘロヘロ。
周りの歩いている方がラストスパートで走り出すも、
自分は今のペースを維持するので精一杯。

会場内の平坦で必死にペースを上げてゴール!!

なんとか歩かずゴールという目標をクリアできました!
(目標は下方修正しましたが(汗))

エントリーしたときは2時間切りたいと思っていましたが、
このコースではドンデモない!という事が分かった。
結局タイムは2時間15分くらいでした。
このコースとこの体重でこのタイムならば自分的には上出来です。

自分的には終始走り切れたこと、ダメージが無かったこと、
コースのロケーションが素晴らしかったこともあり、
大満足でした。



ゴール後。


チップを回収するところにはベンチもあり選手に優しい。
疲労困憊で目も合わさずそんなによく見てないけど、
スタッフのお姉さん達は可愛らしい雰囲気の方が多かったような。
完走証もすぐに発行されて待ち時間なし。
運営は終始スムーズで気持ちよかったです。



会場にはブースや飲食系の出店も多数。
規模は大きくないけど、この大会に地域で取り組んでる姿勢が伝わる。




過去の経験上、色んな大会では飲食系は混雑していたり、
そもそも会場が人で溢れていて居心地が良くない。

仲間で参加する方は気にならないかも知れないけど、
基本的に一人で参加する自分にとってはとても気になる。

今回は雰囲気が良かった事もあり、珍しく会場で飲食した。
いつもは「やっぱいいや」と思って何もしないんですけどね。


ゴールの制限は3時間。
スタートと、コースで見かけた知り合いはまだゴールしてなさそう。
奥さんと走っている風で、コースで見かけたときはほぼ最後尾だった。。。

制限時間1分前、知り合いの彼がやってきた!
1人でのゴールとなったようだ。
ゴール後、知り合い本人である事を確認し声を掛けた。
奥さんはすぐ手前まで来ているが、制限時間に間に合うよう1人で走ったそう。
しばらく談笑していると奥さんもやってきた。
制限には5分程(だったかな?)間に合わなかった。
夫婦でランなんて羨ましすぎる!



今回初めて参加した嬬恋高原キャベツマラソン
急遽のエントリーだったので前評判とか全く意識せずポチしましたが、
参加してみて良い方にビックリ!

地域の方のイベントに対する理解度と協力性が高く、
会場に居てもコースに居ても雰囲気がとても良かった。

コースはどキツイので好みと賛否は分かれますが、
景色は素晴らしく、気候も良く、楽しかったです。

車で会場を後にするとき、一部コースを下って帰るのですが、
その途中にいたスタッフの団体さんが、帰る車に向かって手を振ってくれました。

なんかそれを見て「やらされてる感」が無いんですよね。
ありがとうって気持ちと、また来てねって気持ちと、
自然にやってる感じがしました。

それと大会でたまに思うのですが、関係者だけが盛り上がり、
それ以外の人は関わらなかったたり、ただ手伝ってるだけとか、
そういう印象を受ける大会もあるんですが、
今回は全体的に印象が良かったですね。

世間的には評価も知名度も高くないと思いますが、
まだこの様な素晴らしい大会が人知れずあるんだなと思いました。
(多くの方に知られていないという、良い意味で(笑))



余談ですが、、、会場で飲み終わったペットボトル。
自宅に帰ってきたら気圧の違いでこんな感じ。
少しは空気が薄かったかな?




充実と満足の1日。

せ~の、オッツカレ~!!



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