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UTMFは誇れる良い大会か?

こんにちは、JAMです。


今回のこの記事。
正直、公開しようか迷いました。

この記事を読んで、不愉快になる方、共感してくれる方、
色んな方々がいると思います。
この記事が単なる批判に感じる方もいるでしょう。
その一方で愛ある意見と感じる方もいると思います。

立場、環境、価値観、読解力によっても全然違ったものになるハズです。
何も言わなければ賛同してるも同じ。
良くなる為には少々の痛みは避けられないんですよね。。。


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2014UTMFが終わって1ヶ月以上が経ちました。

参加された選手、ボランティアスタッフ、選手のサポート、
応援で出向いた方、ネットやその他で観戦した方々。
今回のUTMFに色んな形で関わった方がいると思います。

それぞれ色んな経験をされたと思いますが如何でしたでしょうか?

いくつかですが、自分も色んな方のブログを拝見しました。
選手として参加し、最高の大会だったの感想を持った方もいます。
想定の通り関門が厳しく、終始ゆとり無く時間に追われ十分に休めない方。
十分な準備にも関わらずトラブル等で残念ながら完走できなかった方。

ボランティアスタッフとして参加したことに喜びを感じた方。
ボランティアスタッフとして参加し、不手際などでもう参加したくないという方。
サポートの過酷さを伝えてくれた方。

他にも色んな方がいて面白いです。
これらを見て思うのは、やはり立場によって感じ方は大きく違う。
「UTMFの感想をお願いします」という同じ質問をしても、
返ってくる答えは大雑把に分けても何通りにもなるだろう。



この大会が成功だったかどうかは別問題としまして、、、
やはり自分にとって衝撃だったのは自分の実力不足。。。

そして、それと同じくらいの衝撃が杓子山-子の神エリアの大渋滞です。

【参考記事】
2014-UTMF参戦記【その5】
【動画】2014UTMF-vol.2




後で聞いた情報ですが、骨折した方の搬送で渋滞が発生したという情報もあります。
(※この情報も公式ではないので真相は分かりません)
(※実際に見ました!という方のブログも見ていません)
どの辺の時間帯の選手(もちろん選手だよね?)がそうなったのかは分かりませんが、
出血も多くなく、命に別状がないなら、搬送で後続を渋滞させるのはNGだと思う。
ケガ人に対しては酷いと思われるかも知れないが、基本は自己責任の世界。
命に危険が及ばない方と一緒に、後続の選手が共倒れになるのは正しい事なのか?

もちろん、緊迫した状況ならレースを中止してもらったって構いません。
必要なら大会を投げ出して救助の手伝いだって進んで協力します。

しかし、もし今回はそうした緊急事態だったのか?
それならなぜ全然アナウンスがないのか?
もしかしたらそうした緊急事態ではなかったのではないか?
もしそうであった場合、今回の対応が良かったのか、反省すべき点は無いか。



トラブルにより大会の関門時間が延長される。
これってかなりの非常事態ですよね?

そして、そのような時の為に我々選手は携帯電話を携帯し、番号を届けています。
なぜ今回は携帯電話に連絡がなかったのでしょうか?
今回の様なケースで連絡がないとなると、どういった場面なら連絡がくるのでしょうか?

悪天候によりレース開催中に大会が中止になる。
この様な場面でも対応は今回と同じように次のエイドで知らされるでしょう。

ではどういった場合に!?

そもそもレース中には連絡なんてしないのでしょう。
そもそも数百人に連絡なんて何時間掛かることやら。
だったら「次のエイドで伝えれば良いや」
「コース上のスタッフ経由でいいや」って思うのが自然ですよね。

ならば「大会中、必ず繋がるように」なんてルールはやめてほしい。
バッテリー節約の為に電源を切っておきたいよ、どうせ連絡ないんだから。
選手は高い予備バッテリーまで買って準備しているんですよ。
でも連絡はしない。。。
選手を軽視するのはいい加減にして欲しい。


真夜中の山頂での大渋滞。
これがどれほどリスクがある事か理解しているのだろうか?

自分は十分な装備として化繊ダウンを用意した。
下は裏起毛のロングパンツを着用中。
山頂でケガをして動けなくなっても何時間も耐えられるよう。
おかげで渋滞中の寒さはなかった。

一方、大会の必須装備では簡単に言えば防寒長袖、長ズボンが条件。
薄手のウールインナーでも条件はクリアできる。
軽量化を狙った方も多く、そうした装備で臨んだ方も多いと思う。

しかし、インナーはジャケットと違って着脱が容易ではない。
渋滞中であっても中々インナーを着用しようとした方は少ないと思う。
事実、私の見える範囲ではそうした方はいなかった。

ジャケット等の上に羽織る物を着る方はいましたが、インナーを着る方は見かけなかった。
これってインナーしか持っておらず寒さをガマンしていた方が沢山いたハズですよね。

今回は幸いなことに夜間が比較的暖かかった。
ダウンを着なくてもレインやジャケットがあれば寒いが耐えられたでしょう。
しかし、もし天候が悪く条件が悪い場合、今回のような大渋滞が発生したら?

天気も悪い、怪我人は緊急を要する、山頂には大渋滞で薄着の方が多数。
この時どう対応していたのでしょうか?

こうした事こそ第一に真剣に考えて頂かなければ困ります。


今までなら、この様なマイナスの情報は一切公表されることなく、
うやむやになっておしまいでした。
そして残念ながら今回も、これ以上の発表はないと思います。

本当にこれは良い対応なのでしょうか?
我々参加者が、安心して参加できる大会の運営としての
あるべき姿なのでしょうか?



大会の翌日には、今後のトレイルランに対する全国会議まで開催しました。
私は動画で拝見しましたが、トレイルランへの危機感も感じている内容でした。

主に、主催者はこうするべきでは?という内容が多かったですが、
ネガティブ情報の扱いについては一切触れられる事はありませんでした。

しかし、こういうマイナス情報も隠さず公表し共有して、今後の対応と発展に繋げないと。
こうした事をアナウンスして頂かないと、我々ユーザーも今後どの様に対応したら良いか、
この大会、もしくは他の大会にどういう想いをもって参加すればよいか。。。

大会が自分の思う正しい方向へ進んでいるのか、いないのか。
それすら提示してもらえないのと同じです。
大会としての公式な対応、見解、今回の方向性、参加への協力、
そうした姿勢を見て我々ユーザーは是非を判断するんです。

そして、われわれユーザーも全てYESだけでなく、良くない事には意見しないと。
他人に流されるだけでなく、自分で考えて行動しないと!
そうでないと今の政治と同じ様に、取り返しのつかないほど腐敗してしまいますよ。

皆さんご存知の通り、そうなってからでは直すのに膨大な労力と時間が掛かります。
今の国の現状は「もう無理ではないのか?」と思えるほど根が深いです。
トレランはそうなる前の今が大事な時期だと思うのです。

ぜひ、一般のユーザーは勿論、運営に近い方ほど声を発して欲しい。
今なら多くの方が納得できる方向へ進む事も出来ます。

一部の癒着や保身の為に情報を隠すような組織にならないよう、
一人ひとりが心がけた行動をして欲しいと願います。

「本当の友達は、良くない事もしっかり指摘するのが本当の友達」
この様な事はよく聞きますよね?
大会についても同じではないでしょうか?

「良くない事について何も発さない」
こういう方はUTMFやその他の大会、さらに山を走る事について
真剣に考えていないのと同じ行動ですよね、だって友達の例でそう言ってますから。
自分に非が及ばなければ黙っていよう、そんな自分勝手な人達です。


みんなが『いい大会だ!』と言ってるから、
みんなが参加したい『憧れの大会だから!』という理由だけで、
来年も手放しで参加したいと思う方々ばかりではないと思うのです。
このスポーツのユーザーはそんな○○な方ばかりではないと思いたいです。



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