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UTMFのタイムチャート検討

こんにちは、JAMです。


UTMF対策として自分用の行動チャートを作りました。



※下記のチャートについて
・登山地図上の情報時間が無いロードや林道があるので過去大会を参考に。
・「行動時間」の「標準」とは登山地図に記載の所要時間。
・「乗率」とは「標準」の時間に対しての頑張り指数。
・「乗率」によって算出された行動時間を「UTMF」の欄に記載。
  標準が60(分)×乗率が0.5なら、UTMFの行動時間は30(分)となる。
  普段の短距離のトレランでは0.5少々が目安。
  今までの超ロングでは0.7を基本に、多少は遅れてもイイやと設定してきた。
  事実、後半は疲労やダメージが重なり遅れるのは必須。


タイムチャート





【解説】
前半から関門の時間を気にした行動が求められる。
超ロングなので前半は抑え気味で入りたいがそれが出来ない。

例えば昨年のSTYのように、途中の制限時間だけを気にして進むと
A7こどもの国の関門が厳しく突破できない。

今回の前半の最大のポイントはA7の関門時間である


時間短縮のために色々な策が必要になる。

休憩時間を10分と最小限まで削った。
補給して、荷造りで終わりで休憩の時間はない。

下りがほとんどの区間では乗率を0.5に設定した。
今までの超ロングでは自分の経験上ありえない時間設定。
でも間に合わすためにそう設定せざるを得ない。


A7に無事に到着しても安心できない。
休憩はドロップバックからの荷物整理等も考慮して60分。
これでは荷物整理に追われて時間が終わるだろう。

その後の行動時間も乗率は0.7~0.8。
本来ならば0.8~0.9にペースを落としたいが、
それでは制限時間に間に合わない。

後半に疲労しきった状態でも、前半からのペースを維持する必要がある

これがどれだか大変な事か。
ウルトラトレイルを経験した事がない方でさえお分かり頂けると思う。

しかし、これが出された条件であり現実。
今までのUTMFとは全くの別物であると考えざるを得ない。


今回のタイムチャートは、いつもの様な自分の実力を見越した
行動時間の目安にはなっていない。

本来なら超ロングだし、初めから乗率0.8位で行動し、
エイドも15分位のゆとりを持ち、最後は0.9位まで落ち込む。
これ位のゆとりが欲しいと思っていた。

しかし今回はその様な設定では関門時間は到底クリア出来ない。
なので仕方が無く、この時間で行動しないと間に合わないよ!
という関門ありきで強引に当てはめた状態だ。

それほどUTMFは変わってしまった。
今までSTYや映像で見たように、ギリギリで頑張る人はカッコ良かった。
後方でも、脚を引きずってでもゴールへ向かおうという姿は素敵だった。
しかし今回はそういう姿はあまり見られない。
関門で次々に切り捨てられていく、これが弱者に向けられた現実。
UTMFはエリートの為のワールドシリーズとなった。。。

オツカレ。


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