あの話題【装備不足】
こんにちは、ＪＡＭです。
「登山道を走るトレイルラン、その功罪とは」という記事が話題になった。
興味深い内容なので自分の考えを述べてます。
この手の内容は様々な方の色んな考えがある。
経験談を踏まえた個人的な「想い」という事をご理解頂きたい。
今回が最後のテーマ。
「マナー」と「技術・知識」から派生した「装備不足」です。
否定的な登山者は、これが一番嫌いなんじゃないでしょうか？
・リスク管理を学んでいない
・余裕がなくマナーが欠如している
・そもそも素行が悪い
理由はいろいろあると思いますが、トレイルランナーは
登山者に比べ圧倒的に装備に乏しいです。
一時期、軽量化こそ全て！みたいな風潮もありました。
そのため、使わない物は持たないという流れで、
もしもの為に必要な物でさえ持たなくなった。
店での売れ筋、メーカーの一押しも、
小容量で、いかに揺れないか、でした。
荷物の少なさをアピールする方もいたので、
荷物が少ない＝カッコイイなんて価値観もあったのかも知れません。
それを助長する動きもあります。
某有名トレイルランナーは、講習会などでバックパックの上から
ウィンドシェルを着ることを推奨しています。
必然的に、パック内の荷物は少なくなります。
推奨している本人のパックもほとんど膨らんでいませんでした。
別の超有名トレイルランナーは、大会の下見をする時の映像が残ってますが、
歩いて12時間以上掛かるコースを4時間程で走破できるそうですが、
その際の装備はウェストボトルホルダーでした。
自分はこの超有名トレイルランナーのファンでしたが、
こういうのにはとてもガッカリしました。
実際にその装備で山に入るのは百歩譲って見過ごせます。
しかし、なぜその映像を動画サイトにアップしてしまったか。
本人の実力に関係なく、なぜそんな無謀な装備で
山に立ち入る姿を世間に晒してしまったのか。
非常に残念です。
ここで例を挙げた２名の方。
あの中に、必要最低限の装備が入っているとは到底思えません。
普及に努め、本来なら見本となるべき方であるのに。
本来、実力があるからこそ、人より多くの荷物を背負っても
早い行動ができカッコイイ。
そんな価値観が根付いたら良いのにと思います。
以前、似たような事を述べたら、
「里山にはレインウェアなんて必要ない」
「遅いヤツはトレランを楽しめない」
のようなコメントを頂きました。
確かに里山なら必要がないかも知れません。
ただ、里山の定義は人それぞれで曖昧です。
自分の考える里山とは、2、30分も歩けば街に出れるような、
地元の方も散歩やウォーキングで入るようなイメージです。
もちろんどこに居たって携帯の電波が入ります。
以前、意見を頂いたときの山は、確かに標高は低いですが、
もっと山深く、リスクを考えれば決して里山とは言えない場所です。
里山の定義が曖昧なのでアレですが、
怪我や体調不良、急な降雨などでも緊急避難ができる。
携帯の電波が途切れず受信できる。
その程度の場所なら、少ない装備でも構わないと考えています。
この場合、降雨はともかく、怪我や体調不良の場合は
足が速いとか関係ないと思うんです。
足を怪我して、1時間も冷たい雨にさらされる。
骨折して身動きがとれず山で一晩過ごす。
この場合、個人の足の速さとか関係あるんですかね？
足の早い人はジッとしてても体温が下がらないのかな？
疑問です。
前回も述べましたが、実力があるのなら、
多くを背負っても全然平気だぜ！って言えないのかな？
一般的な装備をしつつも、他とは一線を画す速さで行動する。
それでこそ凄いし尊敬できると思うのですが。
ごく最近はその流れが少しだけ治まりました。
UTMF等の必携装備が義務図けられた影響かも知れません。
必携装備のお陰で容量の大きいパックを購入したこと。
また、ベスト型などの登場やパックの進化で、
荷物が多くてもあまり苦にならなくなった影響も大きいと思います。
必携装備の設定自体は恥ずかしい事ではありますが、
それがもたらした効果は非常に大きかったと思います。
しかし、まだまだ装備不足は否めません。
登山者の多くの方は、そういったリスクに対応するよう
大きな荷物を背負っています。
それは、救助等の他人に迷惑を掛けないためのマナーだし、
自分の身を守るための標準装備です。
その為に、重いのを我慢して山を登っているんです。
それらを疎かにして、軽くて乏しい荷物で山に登る。
必要な物(ルール)
持たずに(守らずして・ズルして)
ランナーです、早いです、凄いでしょ、どいて下さい。
これってカッコイイですか？
そんな人、誰からも嫌われますよ？
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「登山道を走るトレイルラン、その功罪とは」という記事が話題になった。
興味深い内容なので自分の考えを述べてます。
この手の内容は様々な方の色んな考えがある。
経験談を踏まえた個人的な「想い」という事をご理解頂きたい。
今回が最後のテーマ。
「マナー」と「技術・知識」から派生した「装備不足」です。
否定的な登山者は、これが一番嫌いなんじゃないでしょうか？
・リスク管理を学んでいない
・余裕がなくマナーが欠如している
・そもそも素行が悪い
理由はいろいろあると思いますが、トレイルランナーは
登山者に比べ圧倒的に装備に乏しいです。
一時期、軽量化こそ全て！みたいな風潮もありました。
そのため、使わない物は持たないという流れで、
もしもの為に必要な物でさえ持たなくなった。
店での売れ筋、メーカーの一押しも、
小容量で、いかに揺れないか、でした。
荷物の少なさをアピールする方もいたので、
荷物が少ない＝カッコイイなんて価値観もあったのかも知れません。
それを助長する動きもあります。
某有名トレイルランナーは、講習会などでバックパックの上から
ウィンドシェルを着ることを推奨しています。
必然的に、パック内の荷物は少なくなります。
推奨している本人のパックもほとんど膨らんでいませんでした。
別の超有名トレイルランナーは、大会の下見をする時の映像が残ってますが、
歩いて12時間以上掛かるコースを4時間程で走破できるそうですが、
その際の装備はウェストボトルホルダーでした。
自分はこの超有名トレイルランナーのファンでしたが、
こういうのにはとてもガッカリしました。
実際にその装備で山に入るのは百歩譲って見過ごせます。
しかし、なぜその映像を動画サイトにアップしてしまったか。
本人の実力に関係なく、なぜそんな無謀な装備で
山に立ち入る姿を世間に晒してしまったのか。
非常に残念です。
ここで例を挙げた２名の方。
あの中に、必要最低限の装備が入っているとは到底思えません。
普及に努め、本来なら見本となるべき方であるのに。
本来、実力があるからこそ、人より多くの荷物を背負っても
早い行動ができカッコイイ。
そんな価値観が根付いたら良いのにと思います。
以前、似たような事を述べたら、
「里山にはレインウェアなんて必要ない」
「遅いヤツはトレランを楽しめない」
のようなコメントを頂きました。
確かに里山なら必要がないかも知れません。
ただ、里山の定義は人それぞれで曖昧です。
自分の考える里山とは、2、30分も歩けば街に出れるような、
地元の方も散歩やウォーキングで入るようなイメージです。
もちろんどこに居たって携帯の電波が入ります。
以前、意見を頂いたときの山は、確かに標高は低いですが、
もっと山深く、リスクを考えれば決して里山とは言えない場所です。
里山の定義が曖昧なのでアレですが、
怪我や体調不良、急な降雨などでも緊急避難ができる。
携帯の電波が途切れず受信できる。
その程度の場所なら、少ない装備でも構わないと考えています。
この場合、降雨はともかく、怪我や体調不良の場合は
足が速いとか関係ないと思うんです。
足を怪我して、1時間も冷たい雨にさらされる。
骨折して身動きがとれず山で一晩過ごす。
この場合、個人の足の速さとか関係あるんですかね？
足の早い人はジッとしてても体温が下がらないのかな？
疑問です。
前回も述べましたが、実力があるのなら、
多くを背負っても全然平気だぜ！って言えないのかな？
一般的な装備をしつつも、他とは一線を画す速さで行動する。
それでこそ凄いし尊敬できると思うのですが。
ごく最近はその流れが少しだけ治まりました。
UTMF等の必携装備が義務図けられた影響かも知れません。
必携装備のお陰で容量の大きいパックを購入したこと。
また、ベスト型などの登場やパックの進化で、
荷物が多くてもあまり苦にならなくなった影響も大きいと思います。
必携装備の設定自体は恥ずかしい事ではありますが、
それがもたらした効果は非常に大きかったと思います。
しかし、まだまだ装備不足は否めません。
登山者の多くの方は、そういったリスクに対応するよう
大きな荷物を背負っています。
それは、救助等の他人に迷惑を掛けないためのマナーだし、
自分の身を守るための標準装備です。
その為に、重いのを我慢して山を登っているんです。
それらを疎かにして、軽くて乏しい荷物で山に登る。
必要な物(ルール)
持たずに(守らずして・ズルして)
ランナーです、早いです、凄いでしょ、どいて下さい。
これってカッコイイですか？
そんな人、誰からも嫌われますよ？
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