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あの話題【技術・知識】

こんにちは、JAMです。


「登山道を走るトレイルラン、その功罪とは」という記事が話題になった。

興味深い内容なので、少し遅れ気味ですが自分の考えを述べたいと思います。
また、この手の内容は様々な方の色んな考えがある。
今回は、経験談を踏まえた個人的な「想い」という事をご理解頂きたい。


この話題のテーマは簡単に分けると、

1,マナー
2,環境問題
3,技術・知識

に分けられると思います。


今回は「技術・知識」について。

記事の内容は抜きにして、トレイルランナーに一番足りないのは
これだと思います。
そして、潜在的に登山者から嫌われる要因もコレな気がしています。


今回、自分が読んだトレイルランナーの意見では
この部分について多くを述べている方は居なかった。
この部分について、他の方の意見も詳しく聞いてみたいものです。

トレイルランナーのほとんどがロードランニングから始めている。
登山者からトレイルランを始めた方って統計は見たことありませんが、
印象度では1割にも満たないと思います。

つまり、山や自然の初心者としてトレイルランを始めているという事です。

何においても初心者ってホントに知識に乏しいです。
それを補うのは経験と学習です。
経験はさておき、学習とは知識を学ぶ事です。

例えば、登山者が初心者として登山を始めようとした場合、
おそらく登山についての専門誌や専門店の冊子などに目を通すと思います。
基本装備、歩き方、リスク管理、ets、、、

色んな知識を学び山へ足を踏み入れると思います。
山や自然は怖いですからね。
誰でも先天的にそういうイメージを持っていると思います。

憶測ですが、1人で始める方は特にそうだと思います。
何の知識もないまま、いきなり山に登ろうという方は稀でしょう。
グループで登るなら、周りの方が色々と教えてくれます。


トレイルランを初心者として始める場合、どうでしょう?
おそらく登山の専門誌は見ない方が多いと思います。
良くてトレラン専門誌でしょうか。
ランニング雑誌のトレラン記事を見ただけで
始める方も居るかも知れません。

しかし、ここで挙げた雑誌には山に必要な知識には乏しいです。
いくつもの雑誌を見た経験ですが、走り方、ギア紹介、
選手のインタビューが多く、リスク管理などは極僅かです。

登山専門誌でさえ情報としては十分ではありませんし。
どこまで身に付けてから山に入るべき、という話しではありません。
そんな事をいったらほとんどの方は山に入る資格が無くなってしまいます。


トレイルランの愛好家が増える過程で、このように知識を学ぶ機会を設けず
気軽に山へ足を踏み入れる方も少なくないと思います。
ちょっとしたブーム的な流れも手伝って、始める際の垣根が低くなってます。
と同時に、山や自然での危険に対する認識が低くなっていると思います。

楽しそうだし流行ってるから怖くない。
気軽にやってみよう!
これは凄く良い事だと思います。
しかし、その後の学習も必要だしとても大切だと思うんです。

これはトレランに限った事ではないと思います。
登山者でも気軽に北アルプスなどの高山を目指し、
技術と知識の低いままの登山を危惧する意見も多いです。


知識が乏しいまま続けて、山での行動の経験が増えたとき、
その後、リスク管理などを深く学ぼうとする人がどれだけ居るか。
また、更に高い山を目指す過程で知識を学んだ人はどれ程いるのか?
疑問です。

こう見ただけでも、トレイルランナーの知識不足は深刻だと思います。
現状の知識不足は今嘆いても仕方ありません。
しかし、今後学んでいこうという風潮の乏しさが残念でなりません。

山を走る者として、この風潮を黙って見ている訳にはいきません。
自ら学習をすると共に、こうした場で発信していかなくてはいけませんね。


新参者が知識も無く、ろくな挨拶もせず、大きな態度をとる。

あなたの馴染みの場でこんな人がいたらどうですか?


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