にほんブログ村 その他スポーツブログ トレイルランニングへにほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへにほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ

あの話題【環境問題】

こんにちは、JAMです。


「登山道を走るトレイルラン、その功罪とは」という記事が話題になった。

興味深い内容なので、自分の個人的な意見を述べたいと思います。


今回は「環境問題」について。

これは難しい。
立場によって様々な意見がある。
極端に言ってしまえば、

「自然な状態を守る為には自然に立ち入るな」

これが正しい。これ以上、自然を守れる策は無い。

「手を加えないとダメになる」
こういう意見もあるかも知れない。
しかし、これは人間のエゴ。
壊れるも自然、朽ちるも自然です。

ダメというのは
「人間が望む姿でなくなる」
という事にすぎません。
全てを自然に任せるには一切の手を加えない事です。


しかし、そういう訳にはいかないし、
今回の話題の論点とはかけ離れている。


では、ここでいう環境問題は何か?
自分が思うに、

「植生への影響」
「トレイルの破壊」

でしょうか。


これについてはトレイルランナーに限った事ではありません。
登山者やその他のアウトドアスポーツでも、条件は一緒です。

トレイルランナーだけが環境破壊しているという見方もあるようで、
自分の立場としてもあまり面白くはありません。
「登山者だって」なんて幼稚な事を言うつもりはありませんが、
自分らの事を棚に上げて、相手だけが悪いというような意見は
人としていかがなものかと思います。

お互いが多少なり自然への影響を与えつつも、
自然を尊重し、配慮し、楽しみを分けてもらっている仲間です。
自分と違う者を排除しようという意見はどうなのでしょう?


ただ、配慮という点については、トレイルランナーは
登山者より気を使う必要があると思います。

確かに、進むスピードが速くなれば、視界が狭まり、
コントロールにもゆとりがなくなり配慮に欠けます。

ゆとりがなければ草花を大切に思う気持ちにも欠けます。
コントロールを失い脇にある草花を踏んでしまう事もあるでしょう。
もちろんワザとでは無くともです。

スピードが早いまま橋を渡り、階段を駆け下りれば
登山者より多くダメージを与えます。

軟弱な路面を配慮なく走れば、大きなダメージが蓄積されて
場所によっては崩壊・崩落・侵食といった事もあるでしょう。

ゆとりをもって配慮すれば、登山者以上にダメージを抑えられるのに。
身軽であり、軟らかい靴を履くトレイルランナーの方が、
本来ならばトレイルへのインパクトを少なくできるハズなんです。

でもそれができない。
ゆとりが無いから。

スピード → ゆとり・配慮の欠如 → 自然破壊 = 悪です。

自然の中ではこの図式は疑いようが無いと思います。
無理なスピードアップを助長する動きには歯止めが必要かと思いますね。


ここで言いたいのが、ワザと踏み荒らそうとしている人なんて居ない!
実際には多くの方が自然が大好きで、
自然に敬意を払っている人だと思います。


しかし、極々僅かに居る事も確かです。
残念ながらこれは事実です。

某有名トレイルランナー。
彼はトレイルを踏み荒らす方でした。
クネクネした道を、スピードを維持する為に直線的に走っていました。
これは紛れも無い事実。

また、別の某有名トレイルランナー。
TVやDVDで見せる彼の走り方は、
ザレ(小石や砂利交じりの軟らかい路面)の路面を、
かかとを刺すように踏み入れ、崩しながら走る走り方でした。

全国放送でしたから、もし否定的な方があれを見たら格好の非難対象でしょう。
同じく山を走る立場からしても残念な事実でした。
下りが早いとかの評判のようですが、配慮しなければ誰でも早く走れます。

他にも、聞いた話でしかないのですが、某グループの上位入賞常連者は
「俺は直線的にしか進まないゼ!」などと言っているそうです。
それを話している人も「スゲェ!」的な話し方で、良くないといった事を
全く思っていない様子。
会話を立ち聞きしてしまったので、自分の意見は言いませんでした。
やっぱりこういう人も居てしまうのか、、、と残念でした。


過去にもこういう意見を述べたとき、
顔も分からないどこかのトレイルランナーに、
「登山者は草木1本にヒステリックになって異常!」みたいな事を言われました。
私は登山者でもないし、論理的に述べているので「???」でした。

確かに草木1本でも大切にしたいなら山に入らなければいい。
しかし、アウトドアスポーツというカテゴリーがあって、
多くの愛好家がいる以上は目を背けてはいけません。

だったら「配慮しましょう」って事です。
草木を痛める、トレイルにダメージを与える。
その可能性があるのなら最大限努力しましょ!って事です。

ゆとりを持って、コントロール下に身を置けば、
その色んな事を避ける、予防する事はできるハズです。


何かを痛めつけてまで、自分の幸福を得たいの?

奪う幸福、与える幸福



にほんブログ村 アウトドアブログ トレイルランニングへ
にほんブログ村