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2013-STY参戦記【その9】

こんにちは、JAMです!


続き。


スタッフも元気のない選手を気遣ってか比較的静か。
そんな中で自分だけがキビキビと動いていて少し面白かった。

ここでもスタッフの丁寧な対応は元気になった。
とてもとても嬉しかった。
特にコーラを2杯注いでくれた人には癒されたなぁ♪

少ない滞在時間だったがナックは追いついては来なかった。
それだけは心残りだが時間にゆとりはないのでエイドを後にする。



2:58 エイド出発。
滞在時間11分、予定時間より29分の遅れ。




エイドを出た先はそれなりの登り勾配。
流石に疲労の蓄積は大きい。
この身体ではなかなかシンドイ登りだ。

しかし、地形図でこの登りは長くなく、
立ノ塚峠と言うところまでは比較的なだらかなのは知っていた。
落ち着いて一定のペースで坦々と登った。

急な登りでは2名ほどパスした。
なだらかになった区間でも何名かパスした。

一定のペースを維持し、途中での休憩を必要としない登りを続けると
大方はこういう展開になる。
この厳しい区間こそ坦々と、余計な事を考えずに進む。



道は歩き易い尾根道だ。



前方上部の樹木が開けるとずいぶんと上の方に光が見える。
山のシルエットと光の位置で相当の急登が予想できる。
先が長いことに少々気が滅入る事もある。

しかし、あそこも一歩一歩進んでいけば知らないうちに着いている。
山なんてそんなもんだ。
意外と近いもんなんだよ、と割り切る。



岩がゴツゴツと出てくる。
両側が切り立った岩尾根。




峠の表記は見なかったが、それっぽいところを過ぎた。
その先の道の変化はわかりやすかった。



早々に急登になる。
休んでいる方、譲ってくれる方を何人かパスする。



ここら辺にくると自分から光が見える範囲には誰かが居る感じ。
多くの光は次第に追い越し振り返ると見える光。




そのうち岩場が出現する。
登りっぱなしで自分もヘロヘロだが、岩場は得意なのでちょっと楽しくなる。







スタッフが着いている箇所もある。
スタッフの話しでは「40分」と話していた。
自分は杓子山までが40分だと思ってしまったが、
全然そんなことはなかった(汗)
期待した分だけ余計に疲れた(汗)

前の方とは間隔を空けてから登り始めるがすぐに追いつく。
周りの方に比べると自分は得意&元気だったので
結構な方に譲ってもらった。


それにしても結構な岩場だ。
暗くて全体が分からないけどその方が良かったと思う。
昨年はここを下ったのか?
よくぞ全員無事で下ったものだ。
一歩間違えればTHE ENDだよ。。。

岩を登っても登ってもまだ先に光が見える。
予想していたよりだいぶ長い岩場だった。
そう感じただけかも知れないが。



長かった登りがようやく終わった。
近くの人が杓子山はまだ3つくらい山を越すよと教えてくれた。



それを聞いたときはどれくらいのアップダウンか分からなかったが、
想像していたよりもかなり大きなアップダウンだった(汗)
杓子山への道のりは遠い。。。

この区間の事はharleyさんが言ってたっけな、と思い出した。
確かに全然侮れない区間でした。



東の空が明るくなってきた。



冷え込みもピークを過ぎたか?
この尾根は強風が続き寒かった。
ダウンを持って来なかったらどうなっていたか。。。


杓子山へ向かう縦走路。






この区間の岩の上で撮った一枚。



とても写真では収めきれないが視界いっぱいに感動的な景色が広がる。
視界は全て富士山、空、山々、町並み、月に独占される圧倒的なポイントだった。
まだ完全には明るくなりきっていない中での美しい富士の姿。
圧倒的な存在感、誰でも目に出来る光景ではないと思う。
この光景は一生忘れる事はないだろうと思った。

この写真を撮った後に強風が。
ちょっとヒヤッとしたので1枚しか取れなかった。
この尾根は風をもろに受け続けた。



何度も訪れるアップダウン。



















4:57 杓子山へ到着。





ようやく辿り着いた。
富士山がキレイに見えていたが先程ほどのインパクトはなかった。


山頂のスタッフに。
J:「林道みたいなのは近いですか?」
と聞いたら、
ス:「ハイ、すぐそこですよ」
と、山の下を覗き込むようにしながら話したので、
勝手に見えるほど近いんだと勘違いした。
結局は200m位は下るので全然近くはなかった(汗)



山頂からはまた凍った土が滑りやすい急下り。



山頂からちょっと下がったところでスタッフに付き添われ
動けなくなっている方がいた。
ツェルトに包まれ座っているが震えているようだ。

この場所で動けなくなるのは辛かろう。。。
その後、スタッフが何名も山へ登っていくのとすれ違った。

山頂からの下りは凄く滑るのでロープを使いながら。
気分は「転ばないで下れるかゲーム」をしているようで楽しい。



その先は急な九十九折が延々と続く。
もうホント嫌になるほど長く感じた。




ス:「富士山がキレイに見えますよ」
と教えて頂いたのでパチリ。




その先がようやく林道らしきポイントへ。
道が荒れすぎて実際には車両は入ってこれなそうだ。






荒れた林道を延々と下る。





A9からここまで30名くらいをパスしてきたが、
この林道の下りに入るとやっぱり抜かれはじめる。
なのでなるべく頑張る。



丁度自分よりちょっと早いペースで下る外国の女性を見つけ、
ずっとその方を視界に捕らえるようにペースを保った。





こういう区間になるとシューズの中の痛みが大きくなる。
もうマメが何個出来ているんだらわかりゃしない。
しかし、足裏の痛みはそれほど大きくない。

脚(レッグ)も疲労以外のダメージはない。
スパッツもテーピングもしていないが全然大丈夫だ。

ならばなるべく走れるだけ走ろう。
マメは相当痛いので元気には走れない。
しかし、ダラけて歩き続ける事だけはしないように。
そう頑張ると抜かれなくなった。
みんな疲れてるのは一緒だ。



どんどん標高を下げて小学校に近づいて欲しいのに。
下りは緩やかになったり、平坦になったり。
なかなか標高が下がらない。





30歩走って、30歩歩いたり。
色々と気を紛らわせながら距離を進める。

ガーミンはこの辺りでバッテリー切れになってしまった。
途中からは残りの距離がわからず長く感じた。



ループして車道に合流する。
ここまで来れば小学校まではあと3km位か?









途中で実行委員の村越さんともすれ違った。

いつもはこのようなロードは歩きっぱなしだった。
マメの痛みもロードでは倍増だ。
でも今回は頑張ってなるべく走る。









下りは走る。
緩い下りは頑張って走る。
平坦は出来るなら走る。
登りは歩く、と言った感じで。









長い長い林道&ロードではあったが自分なりに頑張って乗り越えた。
ペースを参考にさせてもらった外国の女性は
最後には見えなくなってしまった。










6:54 A10富士小学校に到着。
関門制限時間まであと36分。





やっとここまでたどり着いた。
あとはゴールの時間制限をクリアすれば大丈夫。
もう時間に追われる心配はないだろう。


しかし、無駄に長居をする余裕もない。
今までダウンを着ていたのでジャケットに替える。
インナー類の防寒はそのまま。
自分にはまだまだ寒い。
ヘッドライトをしまったりと、色々とやった。

汗だくだった顔と頭を洗ってすっきり!
まだ寒かったけど頭もサンバイザーに変更。
下も寒いのでレインを履いたまま。

周りの方はTシャツにウィンブレだけの方も多い。
やっぱ自分は寒がりなのかなぁ。


ここのエイドはあまり温かみを感じなかったなぁ。
おそらく地元の方々が大声で関係ない事をしゃべったりしてて
選手を向かえ入れるって雰囲気を感じなかった。

トイレも男子用の簡易トイレが故障し長い間使えない。
体育館のを使わせてもくれないようだった。
自分も使いたかったが我慢したw







ここで最後の区間に備えシューズの中をケア。
マメが6個くらい出来ていた。
こういうときは適切に処置をした方が良いのかな?
いつも絆創膏を貼ったり、ワセリンを塗ったりしかした事がない。
今度は針とライターを持っていこうかな。

ス:「あと15分で関門を締め切りまーす!」
と言う声が聞こえてきた。

出発の準備を整えエイドを後にする。



7:18 エイド出発。
滞在時間23分、予定時間より38分の遅れ。




続く。。。



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