にほんブログ村 その他スポーツブログ トレイルランニングへにほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへにほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ

2012-05-20:STY参戦記【その10】

こんにちは、JAMです!


最後の山頂への緩やかな登りにも一苦労。
自分の不甲斐なさに自暴自棄気味。。。


8:44 約72km地点
和田山の山頂に到着。




ここまで来れば時間内完走は間違いない。
椅子に座り最後の補給と荷物整理。

A9本栖湖SCから防寒を続けてきたので、
ここでスタート時のウェアに着替えた。
まだ多少肌寒く感じるが、これから気温は上がるだろう。

色々とやりながらテーブル向かいの方ともおしゃべりした。
ここまで来れば時間も関係なく皆焦りはない。



再スタート。




ここからはゴール周辺の河口湖のほとりまで約500mの下りだ(涙)
やはり足をかばいながらのゆっくりペースで進む。

先程の登りと同じように緩やかな道なのかと思いきや
結構な勾配もあったりする。

しかし、元気であったら楽しいであろう、そんな下りだった。
途中、元気良く駆け降りてゆくランナー。

「元気あるなぁ、、、」と冷静に思いつつも
心の奥底から込み上げてくるモノがあった。

「最後までセーブして、それで達成感は得られるのかい?」

「それがお前の限界なのかい?精一杯やっているのかい?」

そうだ、周りの皆も全員苦しいし痛いに違いない。
それでも頑張って走ってるんだ。

確かに痛い、顔を歪めるほどの激痛だ。
しかし、全然動けない訳ではないだろう?
絶対に怪我はしたくない、しかしもうチョイ頑張れるんじゃないの?
心の声との対話の後、
ゆっくりでもいいからと走り始めた。

痛い!!足裏、足首、両足小指!!!
激痛に顔を歪めながらの我慢の走り。
しかし、全然走れない訳ではないんだ。

このまま走れるところは全部走ってやる!
そんな気持ちになってきた!

この下りも長かった。
途中、小さな登りや尾根道なども含みつつ、
長い長い下りを頑張って降りてゆく。



途中でゴール会場が見えるポイントがあった。




まだまだかなり遠い(汗)
さきほどテーブルで話した方が近くにいたので
「まだ遠いですね。」
「見ないほうが良かったかも知れませんね」
などという会話も楽しんだ。


こんな遅いペースでも走り始めたら誰にも抜かれなくなった。
やはりみんな苦しいのだ、痛みに耐えて頑張ってるんだ。
自分も頑張る!絶対下りきるまで走り抜いてやる!



おそらく天神社の境内を通り短い登りへ。
もう感覚もマヒしてキツイのも忘れてオラオラ登る。








おそらく秋葉神社手前を左折し最後の急下りへ。


ブレーキをかける足の負担も大きいが
もうすぐ下りが終わる!っていう気合で乗り切る。



道路が見えてきたー!




やっと下り終わった!!




さあ、後はゴールまで4kmの湖畔道。




大した事はない、走りきってやるぜ!の意気込みで走り出す!



残り3km、あえなく撃沈。。。


だってゴール会場が遠いんだモノ。。。
会場近くの河口湖大橋すら見えないんだもの。。。
足だって激痛を我慢してんだぜぇ?
心がポキポキいってしまったよ。。。









気合が抜けると痛みの感覚が増大する。
路面も舗装路なので痛みが響きまくる!
なんとか歩みを進めるしかない。
「ゴール前走れるかなぁ(汗)」







選手駐車場近くの広い道でharleyさんとまーさんが向かえてくれた!
いやぁ、予定より1時間遅いので結構待ってたであろう。
2人もSTYを走って疲れているであろうに、ありがたかった!
(写真を撮ってもらったけど自主規制(汗))





残り1kmを切った。


ここは会場と駐車場を繋ぐ道だから距離感が良く分かる!
あぁ、やっとここまできたんだぁ。。。







会場が近づくにつれ沿道の声援も多くなってきた。
さすがに気持ち的にも歩いていられない!




走り始めた方が力強い声援を頂け力が湧いてくる。
誰とも知らないこんな自分に大きな声援を送って頂いてホントありがたい。
もう痛いことなんてすっかり忘れていた。
アドレナリンの出が半端なかったのだろう。
今回のレースで一番のハイペースだったと思う(笑)

途中、奥宮さんが自分に気づいてくれたのが嬉しかった!
相当お久しぶりな感じでしたよね?


会場の周辺は人でいっぱい。





この感覚は忘れられないなぁ。
やったぞ、昨晩誓った通り戻ってきたぜ!!





ゴーーーール!!!

Finish 24:55:47 815位/841完走者中


やったぜ!やってやったぜ!!
こんなに困難なレースは自身初だったけど
なんとかゴールできたホントに良かった!

ゴールは達成感に満ち溢れていた。
自分、普段は超涙もろくアニメでもすぐ泣ける。
レース前はゴールしたら泣くかな?と思っていたけど
不思議とそういう感覚は全く無かった。

鏑木さんと六花さんがゲートで待っていてくれた。
前にゴールした方と写真を撮っていたようで、
ゴールの瞬間を見届けていただけなかったのがちょっと残念。
自分も写真を撮って頂いたが自主規制。





無事に帰って来る事ができてホントに良かった。
予定通り、24時間以上のたくさんの時間を楽しんでやった!
途中、痛くてキツイ時間が長かったけど、
それでも頑張って耐え抜けばゴールが待っている。
そんなロングレースの魅力にすっかりハマってしまった。

やっぱり好きだ!トレイルランニング!!


最後に、レース時間に比例し今までで一番の長さのレポになってしまった。
ダラダラと自分の心情を書くタイプのこのレポ。

時には行き過ぎた発言や表現があったかも知れない。
大会に対して苦言を呈する事もあった。
しかしそれはこのレースを、トレイルランニングを思っての事。
なあなあで「最高だった!関係者に感謝!」で終わったら
発展はここで終わってしまうと思っての事。

それでも毎日多くの方が目を通してくれている事はアクセス数で分かる。
長々と付き合って下さり、また偶然目にした方もありがとうございました。
その方達の中に「おもしろかった」「役に立った」「読んで良かった」と、
ほんの少しでも思って頂けたなら幸いです。


以上!

せーの、オツカレーーー!!!




にほんブログ村 アウトドアブログ トレイルランニングへ
にほんブログ村