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2012-05-20:STY参戦記【その9】

こんにちは、JAMです!


この終盤に出てきた延々と続く登りロードに苦しむ。。。


6:51 約68km地点
W2鳴沢氷穴へ到着。


(こんなに苦しんで抜かれまくったけど
A9で786位だったのがW2(A10)で774位になってた)

A9からW2までは13km。
疲労を考慮して大げさすぎるほどのゆとりをとり3時間とした設定ペース。
結局、痛みをかばいながらのスローペースで2時間40分もかかった(汗)


ここが最終関門だ。
制限時間は8:00なので一応1時間以上はある。
しかし、ここからもう一つの山を越えなければならない。
ハッキリ言って余裕は無いと思っていた。

結局タイミングがないまま、ここまでヘッド&ウェストライトを付けたまま。
ようやく外し荷物整理。
たくさんの食料がジャマで恨めしい。。。(笑)

あまりのんびりもしていられない。
手短に補給を済ませて再スタート。


ここからはストック使用可らしくありがたい。
(ホントはもっと前からだったけど(汗))

次はこのW2からゴールまで14km。
ゆとりをとりまくった設定ペースは4時間。
半分ラクをする為に設定したゆるゆるペースが
今は守れるかどうか心配な状況だ。



再び樹海へようこそ。






道をくぐると雰囲気が変わってきた。


今までの緑の濃さとは違い、明るく鮮やかな緑の光。
トレイルの軟らかい感触も手伝い気持ちが楽になる。

しかし、待ち構える山への不安も忘れられない。
この足和田山は高低図では250mも登らなくてはならない。
今から天子のような登りが現れたら
本当に時間内が厳しく思えてくる。







登り始めは道幅が広く、車も通れる道なのかな?
って思うくらいの道。
勾配も全体的には非常に緩やか。
今まで経験したことのないような山登り。

小さなお子様の山登りには適してるんではないでしょうか?
緩やかで手を繋ぎながら楽しく登れそう。
自分の心配をよそにそんな余計な事を考えたりしてました。







進むにつれて
「全体的にこんな感じの山なんだろうか?」
と思い始めてきた。
これならばなんとか安心できそうだ。





どうやら思った通りで、この山の上りは終始緩やかだった。
お陰で痛みでペースは遅かったものの、
特別苦しまずに登ることができた。









多くの方々に抜かれた。
ここまで来るとUTMFの方々も結構元気な方が多い。
ただただ敬意を表する思い、、、本当に素晴らしい!

かたや自分の不甲斐なさが情けなく感じている頃でもあった。
こんなにも温存して完走目的ペースなのに
自分の今のこの状況はなんだ!?

決してタイムを目指している訳ではない。
終始、長い時間楽しんでやろうと思い臨んだこの大会。
「結局最後は苦しんでお前は楽しめてるのか?何なんだその弱さは!」
自責の念に葛藤する。。。

せめて指にトラブルが起きなければ。
最後にトラブルなしでジョグできたらどんなに楽しかろう。。。
自分に最適な靴なんてあるんだろうか?
だからって新しい靴なんて買えないし。
靴下も変えてみようか?

そんな事ばかり考えながらトボトボ進んだ。



木々の隙間から西湖が見えました。




8:44 約72km地点
和田山の山頂に到着。




ここまで来れば時間内完走は間違いない。
もう焦りは無く落ち着いていた。
椅子に座り最後の補給と荷物整理。
相変わらずジャマな食料達。。。(お約束(笑))

A9本栖湖SCから防寒を続けてきたので、
ここでスタート時のウェアに着替えた。
まだ多少肌寒く感じるが、これから気温は上がるだろう。

色々とやりながらテーブル向かいの方ともおしゃべりした。
ここまで来れば時間も関係なく皆焦りはない。


次に待ち構える長い下りに不安を覚えつつも
ようやくここまでたどり着いたという安堵感も満ちていた。


続く。。。


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