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2012-05-19:STY参戦記【その6】

こんにちは、JAMです!


熊森山(1574m)から200m下った後、
250m登ってきた。



21:08
おそらく雪見岳(1607m)山頂の写真(汗)


もう似たような暗い中を淡々と進むしかないので
道の状況とか全然覚えていない。



21:48
地蔵峠(1500m)通過。



さぁ、この先はこの山塊の最高峰である毛無山。
勾配のキツそうな450mの登りが待ち構える。

キツくなり始めた頃にちょっとしたスペースで補給。
一番の登りに備える。
ここで今回初めてベスパプロを投入する。
初めてだったのでジェルだと思ってたけど液体だった(汗)
マズくなくて良かった(笑)

補給のみで再スタート。
「疲れてはいるけど、ちょっとでも進んで次の休憩をしよう。
450mだから100mでも200mでも良いから我慢して刻もう。
そうすればその先が楽になるんだから!」
そう思って、もうキツくてダメだ!!ってなるまで
頑張って登ろうと思った。


この時の感覚って今思うとなんだか面白い。
「嫌だから止めたい」とか「キツイから登りたくない」とか
そういう感情は全然なかった。

このキツさは乗り越えるのが当然の事で、
自分はただただ耐えて、淡々と計画通りに進むのが当たり前と思ってた。
その考え以外疑い様がなかった。

「来年は無いな」とは思ったけど(笑)
何度も何度も思った(笑)


250m位は休まず登ったと思う。
相当疲れたし休憩場所を探す。
こういう時に限ってなかなか見つからない。
こういう時間って凄く長く感じる。
どれほど探しただろう?
実際は5分も経ってないかも知れないけどこの時は長く感じた。

結局、探してもそれほどイイ場所は見つからないので、
結構な急坂の途中、道の脇が広いところに座り込んだ。

補給とヘッドライトが弱くなってきたので電池交換。
エネループの互換品らしいけどあんまり持たない気が。
アルカリ電池に取り替えたけど、これは凄く持った。
家に帰って放電したとき丸1日くらい明るくて
初めからコレにしておけば良かったと思った(汗)

更に冷え込んできたのでレインのジャケットを着る。
これも暑過ぎる事なく快適なウェアリングだった。
周りはTシャツにスリーブだけの人とか居るけど大丈夫か?

考えると今まで休憩とは言いつつも、体を休める為の休憩はしなかったなぁ。
補給と道具の扱いと整理、それが終わると速やかに再出発していた。


気持ちを新たに再び登り始める。
もう残りは200m程だ。
「この登りが終わればしばらく登りはないぞ!」
自分に言い聞かせて登る。


ガーミンの高度表示のみが頼り。
毛無山の約1950mを目指して高度表示の数値をチラチラ見る。
山の高度ってなかなか上がらない。
何回目を通したか分からない。


1900mを超えてもなかなか山頂に着く気配がない。
確かに高低図では丸山というポイントから毛無山山頂まで
緩やかな登りが続いている。
この時点では緩やかには感じなかった気がするけど。






23:08 45km地点
ようやく毛無山(1945m)山頂へ到着。





予定のタイムスケジュールでは22:51に到着予定だった。
その差17分、実際のタイムは休憩込みのタイムなので
それを踏まえれば上出来すぎる。

体力的な疲労の蓄積はもちろんある。
しかし、肉体的な疲労は少なくて調子が良い。
普段なら攣りそうになるであろう太ももや脹脛が
全然その気配もない。
明らかにストックの恩恵を受けていると感じる。


心配していた内臓系もトラブルは無し。
大きな空腹を感じる前に食べるようにしてるのが功を奏している。

ただ用意したしょっぱい系のお菓子類が合わない。
全然食べたくないし食べても喉を通らない。
沢山持ってきたのにただの重りと化している。
この後、何度投げ捨ててやろうと思った事か(汗)
だけど持ってきたものは全て持ち帰る!の精神で、
半分意地になってエイドで捨てることもしなかった。


そのせいもあり、ザックの重みをモロに受ける。
人の倍近く重いので流石に肩が痛くなってきた。
気持ち悪さ防止もあってウェストベルトを
緩めに締めているのも大きな要因。

内臓には少し危険だけどウェストベルトをしっかり締めた。
肩が驚くほど楽になった。
これで最後まで肩もお腹も平気なまま行ければ良いのだが。。。



毛無山の先はタカデッキを経由し長い下りに入る。
タカデッキまでは気持ちイイ尾根道。
緩い下りなら良いが、平坦と緩い登りはキツくて淡々と進んだ。
ここでは後ろに付かれたらすぐ譲った。

まずはタカデッキまでの登り。
ここまで来ると数十mの上りでもエラく辛い。。。
なんとかやり過ごし下りへ。


タカデッキから雨ヶ岳まで200mの下り。
普段の200mの下りならなんて事は無い。
しかし、スタートから既に12時間以上経過している。
急な下りは足への負担も大きい。



0:39
およらく雨ヶ岳(1771m)。



続いて雨ヶ岳から端足峠までの下り。
高低差500mの下り、しかも激下りだ(汗)

もうあれだね、崖だねこの下りは(笑)
勾配が半端ない。
だって山を限りなく直線的に降りてるもの。
崖崩れがあった場所を下ってる、そんな感じ。

それに、岩と木の根がたくさん剥き出しになっていて
その上に少しでも足を乗せると物凄く滑る。
勾配がキツいし凄い勢いと速さで滑り出す。
足を置く場所の判断を間違えるとすぐに滑る。


尻餅はつかなかったけど何度スリップした事か!
周りでも尻餅や転倒は沢山いたし、
ウェアが汚れてる人がほとんどだった。
UTMFの人は大変だろうなぁとただただ敬意を表する想い。

本来ならストックを畳むんでしょうが
脚の為にも下りこそストックを使用したいので
畳まず最大限に利用してやった!

木を掴むのも器用に手首にぶら下げたまま。
木を掴む前にストックが邪魔にならないようにあしらって
一度も外さずに降りてきた。

ここでは耐久性が高いのを選んで良かったと実感。

激下りではポールを最長に伸ばして先に突きながら下った。
予め突いておけると安定するし脚の負担も少ない。
調節出来るヤツで良かったと実感。。。



約50km弱地点。
端足峠(1272m)を通過。



まだまだ続く。。。



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