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STY対策:【レインウェア編】

こんにちは、JAMです!


今回はレインウェア編です。


ここでUTMF/STYの競技規則・注意事項を確認します。

《必携品(必ず装備として携帯するもの)》

(11) レインウェア(山岳の悪天候に対応できる防水性を備えたもの)


となってます。

特に注目すべきはカッコ書きにもなっている

山岳の悪天候に対応できる防水性を備えたもの)

って事ですよね。
これはルールになっていなくても非常に重要な事だと思います。



そこで自分が持っていくのは
TNFのレインテックス プラズマ。
GORE-TEX Pro Shell採用の本格登山用です。









前から所有していたものですがトレランの為に買った雨具です。


プラズマは汎用の種類の中では一番耐水性が高い。
耐久性も高く岩場等でも安心して使えそうだと思ったからです。

トレランで考えるなら、肩や脇の擦れに強く破れずらい。
枝の引っ掛かりやスリップや転倒でも安心といった感じでしょうか。
まぁ自分は雨が降ったら歩くでしょうけどね。

軽いだけで選ぶと耐久性に不安があるし、
そんな事を気にしながらの山行では楽しくないですからね。

もちろん破れる時は破れますがね(笑)



それにプラズマは性能が高いにも関わらず軽い!
上下セットで560g程度です。

TNFの下位モデルであるハイベントは635g。
パフォーマンスシェル採用のフライトは580gです。

アクティブシェルは上下で揃えると約400gでやはり軽い。
差は携帯電話やウィダーとかのジェル1つ分です。


値段で言ってもアクティブシェルに比べて安いです。
プラズマは上下セットで3万円半ばで、アクティブシェルは上だけで同じ値段。

まぁアクティブシェルはレインではないですけどね。
あれはウィンドジャケットの防水性が良いヤツってカテゴリーだから。
ちょっとゴアだから勘違いしやすいですけどね。



写真で見比べると結構大きく見えますね。
実物を見た印象では500mlのペットより一周り大きいだけだと思ってましたが。




でも付属のバッグはゆとりがあるので、
パックパックの荷室内では潰れてもう少し小さくなります。




性能が高くて軽くて安い、それが選んだ理由。
キチンとしたレインを考えたら選択肢の1つにいかがでしょうか?



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ちなみにGORE-TEXって一概に言ってもその中でも種類があるのはご存知ですか???
トレランの人って知らない人が多そうですよね。

下に性能の高いと思われる順に並べて見ました。

上にあるほど「丈夫で雨に強い」って事になると思います。
(性能が数値化されてないので色んな情報からの順番です)
(なのでこの順位が絶対ではありません)


GORE-TEX Pro Shell(プロシェル)
厳しい環境や条件に対応するため、丈夫さを追求、防水耐久性、防風性、
透湿性を兼ね備えたGORE-TEX ファブリクスで設計されています。
GORE-TEX プロシェルは、アウトドア専門家や本格的愛好家のニーズに応えます。

GORE-TEX Performance Shell(パフォーマンスシェル)
防水耐久性、防風性、透湿性を兼ね備え、風雨から体を防護し、快適性を提供します。
GORE-TEX パフォーマンスシェルは、広範囲のアウトドア活動に適しています。

GORE-TEX Paclite Shell(パックライトシェル)
防水耐久性、防風性、透湿性を兼ね備え、軽量で携帯性を重視した
GORE-TEX ファブリクスを使用しています。
GORE-TEX Paclite シェルは、重量や容量を少しでも減らしたいときに最適です。

GORE-TEX Soft Shell(ソフトシェル)
柔らかく暖かいファブリクスを用いたGORE-TEX ソフトシェルは、重ね着を軽減し、
寒冷な環境下でも活動しやすいように設計されています。

GORE-TEX Active Shell(アクティブシェル)
トレイルランニング、スピードトレッキング、マウンテンバイクなど、
激しい有酸素運動のために開発されたウェア。
究極の透湿性を実現し、大量の発汗からカラダを快適に守ります。


この他にももっと特殊な物や、メーカーが独自に改良を加えた物もあります。

また、ゴアテックスだから安心!って安易に安物を買うと、
製法や防水処理の仕方によって性能が大きく変わって来るので注意!
自分でよく確認して購入した方が良いと思いますよ。


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競技規則・注意事項に戻りまして。。。

(11) レインウェア(山岳の悪天候に対応できる防水性を備えたもの)


この条件を満たすのってどれまでなんでしょう?


プロシェルとパフォーマンスシェルは間違いなく平気でしょう。
普通の登山でも十分な性能ですからね。

難しいのはパックライトシェルとソフトシェルですよね。
ルールにわざわざ「山岳の」って書いてある位だから
本来ならこの2つは適さないでしょうが、なあなあでOKなのでしょう。


で、アクティブシェルは論外。
レインウェアのカテゴリーにも属していないです。


TNFのサイトでアクティブシェルフーディーの詳細説明には

ゴアテックス アクティブシェルはゴア社が定めるレインテストをクリアした
防水ウェアですが、長時間にわたり様々な方向から雨や風などを受け続ける環境
での使用を想定した設計を採用しておりません。

となってます。


おそろい商品であるアクティブシェルパンツの詳細説明には

※一定レベルの防水性を持たせていますが、レインウエアとしての使用は想定していません。

とまで記載してあります。


これをレインとして考えている方もいるようですけど、
明らかな性能不足で規則違反になっちゃいます。
現地に行って出走停止になんてならないように注意!

でも、TNFとゴアがスポンサーなんですよね。。。
なあなあでOKな雰囲気が漂っているのが気掛かり。
本人の為にも厳正なる判断をお願いしたい。。。


それに対してmont-bellのバーサライトは耐水性に関しては大丈夫そう。
薄さが薄さなので耐久性には不安がありますが、
ミドルレイヤーに厚手の物を用意すれば大丈夫なのかな?
水滴による体の冷却は相当なものがありそうですが。
まぁ自分はこれで雨に打たれて一晩中過ごす気にはなれませんが(汗)
白馬岳の二の舞にはなりたくありませんので。



そもそもですが、これを機会にレインを初めて購入したって方も多いと思う。
本来ならトレイルランナーなら全員が持っていてもいいハズ。
だって山に入る為の必須品ですからね。
地図やコンパス、熊鈴を持っていない人も多く見かける。

そういったルールやマナー守るという文化が根付いていかないと
今後の発展やUTMF/STYの継続っていうのは難しいでしょうね。。。

登山者が守らないルールでもトレランの人は守る!ってくらいの
高い意識を一人ひとりが持って徹底する。

そして、山でトレランの方を見たら多くの方が
「ああ、さすがトレランの人はマナーが良いなぁ♪」
って思われるくらいになれば良いなぁと思ってます。




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