【巻機山@百名山】
ここ最近、関東地方全域が前線の影響によるどんより天気なので中々お山に行く事が出来ていませんでしたが、ちょうど平日休みに新潟地方が曇り時々晴れという隙を狙って巻機山に行ってきました。
ここは百名山ハントを始めるまで殆ど意識した事の無かった山ですが、少し調べるだけでなかなか魅力的な山である事が分かりました。山頂付近のなだらかな稜線に広がる湿地帯や、今回は通らなかった沢筋のルートの岩稜など、百名山に選ばれるだけはあります。
天候は狙い通りそれほど悪くなく、関越道のトンネルを抜けた先は薄曇りで時折日差しも覗く様なまずまずの天気。しかし登山口に着くとこれから向かう稜線が望めましたが、そこには今にもこちらに溢れてきそうな厚い雲が見えました。
8:30 駐車場
また駐車場は標高700m程度ですが少し強めの風が吹いています。下は動きやすい素足の短パンで歩き始めだけはジャケットを着ましたが、5分も歩けば暑くなりすぐにジャケットは脱ぎました。
今回のコースは井戸尾根コース。 序盤は樹林帯の岩と木の根と、水の流れによる轍とで凸凹のトレイル。
木々の間から漏れる風はこの時はまだ心地よかった。
木々の生え方からこの辺りの豪雪具合が分かります。
次第に樹木が少なくなり風を強く受ける様になってきたので身体が冷える。ジャケットを着たり、それだと暑すぎるのでジャケットを脱いで長袖インナーを追加したり、レイヤリングの調整。
5合目から見える稜線には厚い雲が。
あそこがこれから向かう山頂ではないのが救い。
10:09
6合目辺りから森林限界を抜け低木の稜線へ。ここからは遮る樹木が無くなりモロに風を受ける。
風を正面から受けると呼吸が苦しいくらいのなかなか強い風。体温も急激に奪われるのでジャケットを着て、ロングパンツ履きました。風はかなり強かったけど、トレイルランとは違い装備は万全なのでこのまま進みます。
前巻機山まで所々に階段や木道が整備され、風に吹かれながら登りました。
この辺りから巻機山のなだらかで、草原に覆われた様な柔らかい山容が現れます。草木はまだ色付き始めでしたが、今でもなかなか美しかったです。
10:47
前巻機山。ニセ巻機山いうがニセというほど似てもないし間違わないと思う。。
避難小屋。
付近は湿地帯になる。
11:08
巻機山山頂に到着!
気温も下がり、全く遮る物のない山頂稜線は更に風が強い。ジャケットでは風を防ぎ切れず寒すぎゆっくり止まる事も出来ないので、レインを着て風を遮断したらとても快適!
強風の中を散歩。のんびりはできないけど、気持ちも落ち着いて稜線歩きを続ける事が出来ました。
11:34
稜線散歩で牛ヶ岳まで。
関東地方の山々の方角には、どんより天気な事がよく分かる厚い雲が雲海の様に広がっていました。
八海山。
牛ヶ岳から折り返し来た道で帰ります。
途中から巻機山山頂付近は時折雲に包まれます。
風が強過ぎて山頂では休めなかったので、途中の風を凌げる窪地で座ってワッフルとナッツを食べながら、久しぶりの美しい山々の景色に見惚れて、雲の動きをボーっと眺めたりして癒されました。
百名山17座目。
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