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ULTRA武尊60K参戦記【その4】

こんにちは、JAMです。


続きです。

※レース中、カメラのトラブルが発生しブレた写真が多いです(汗)



16:52 30分の滞在でA4をリスタート。
着替えとワセリンでリフレッシュ、ストックもあるし足取りが軽い。




ロードの下り、3kmで300m下ります。
ストックは折りたたんで手に持ち走ります。




ロードは楽しくないしマイペースなのでいつも抜かれます。
でも思ったよりは抜かれず2,3人くらいで済んだ。






県道64号を横断。




17:29 その先はA5赤倉峠へ向けて登り基調に。
序盤はロード、キャンプ場の脇を通る。



ストックを使いスタスタ歩く、少しイイペース。
関門時間には余裕が出来た(と計算してないけど思ってた)。
なので、無理して焦ったりイヤな時には走らないと決めていた。
でも60Kの方は全員歩きのようで、自分が少~し早いくらい。
自分だけじゃなくみんな疲れてるんだ。

この区間では120Kの選手がポツポツではあるが増えてきた。
今まではほとんど会わなかったですからね。
まだまだ50番程度の方たちなので早い。
自分らより厳しい30kmを余計に走ってるのに、さすが。



すぐに林道へ。
樹林の下は暗いので早めにライト点灯。
MAXパワーでもゴールまでもつのでずっとMAXで。



自分は夜間走行が大好き!
ヘッドライトの点灯でテンションが上がるし元気が出てくる!!
さっき以上に周りよりペースが良くなる。
気持ちって大事だね!(笑)

この区間は大きく息が切れる登りも無く坦々と進んだ。
林道の路面も荒れすぎてなく、適度な足掛りがある感じで歩きやすい。



17:57 空の下は少し明るい。
そろそろ峠が近そうだな~。。。




18:09 47km A5赤倉峠に到着!



ここは完全に山の林道の中なので、今までのエイドに比べると
内容で劣るのは仕方が無い。
ここは味噌汁が無かったよね?それが残念だった。
贅沢を言っちゃいけませんけどね、これでも十分ありがたいです。

飲み物の補充とパンを1つ頂く。
ここは最後のエイド、残り19kmは補給も補充も出来ない。
ザックの荷物も整理し、ゼリー等の補充系を取りやすくした。


ここで120kの選手とはコースが別れる。
周りは似たようなペースの方々になるので少し落ち着く。



更にしばらく下ります、頑張って走りました。
何人か先行者が居ましたが、集団走行はあまり好きではないので
ちょっとペースを上げて抜かしました。



川沿いに出ると勾配が緩くなりペースが落ちる。
イヤだけど走った、早く終わりたい一心で(笑)

この辺りから距離表示がほとんど付いていた。
「あと何kmだ!」と思いながら進んだ。



18:35 さぁ、トレイルの入口ですよ!
ここでスーパーヴァームの投入!



2kmで300mの登り。
なかなか急が予想されます(汗)

ここは荒れた林道でしょうか?
雨による轍、沢渡り、さっきより急な勾配。
ですがクロカン車なら通れるようです。

A5手前の林道に比べると勾配がキツく息が切れます。
ストックの恩恵を最大限に受けながら4本足で登ります。



しかし、ちょっとうる覚えなんですが、
そんなに厳しい登りは無かった気がします。
そうですよね、クルマが通れるんだから。



ここで、蚊取り線香塾でお世話になってるkyowさんに追いついた。
まさか実績的にこんな所で会うとは思わなかったので驚いた。
少しお話しさせてもらって、自分はマイペースで進む。
坦々と進む内に自分が先行した。

kyowさんを含め、後ろから何名かの気配を感じながら進んだ。
熊鈴の音や、ライトの明かりで少しだけ分かる。

順位なんてどうでも良いけど、マイペースで進みたいので
集団に取り込まれるのはイヤだ。
かと言って待ってて先に行ってもらうのもなんかイヤ。

なので、常に後ろの気配を気にしながら進んだ。
少し焦り気味だったけどおかげでダレずに進めたと思う。



19:41 53km CP6浅松山(の手前の林道)
ここは120Kとの合流地点でもある。



今までの林道から、ここからトレイルになる。
笹薮の刈り跡の茎がたくさんある区間だ。

ここでもスーパーヴァームを投入。
登りの前の気合入れ。

CP6はこの山域の最高地点なので、もう大きな登りは無い。
大きな登りは無いが、、、小さな登りはわんさかあった。。。(汗)

高低図を見ると下り基調で雨乞山へ向かう。
その手前には細かなアップダウンが見て取れる。
高低図ではせいぜい10箇所程度のアップダウンしか見えない。
しかし、実際は何十回と細かいアップダウンを繰り返した。

元気ならなんて事は無いアップダウン。
でも、今の疲労では1つひとつの登りが前進を消耗させる登り。

これでもか!と繰り返させる。
本当にうんざりするほど何度も何度も何度も続いて終わらない。

下り勾配が大きくなり「やっと雨乞山へ続く下りか?」
と思うと直ぐに同じだけの登りがやってくる。

後ろからは熊鈴の音が聞こえる様な気がする。
たまにライトが見えるが近いか遠いか分からない。
この辺りは終始後ろが気になった。


下りは走れる。
疲れきっているが下りなら楽しみを感じながら走れている。

登りは勿論、平坦は走る気になれない。
疲れもあるが笹が脚に当たるので足が前に出ずらい。


作戦を変えよう。
今までは時計で標高ばかり見ていたが、
いつまでも下りを待ってても気持ちが擦り減るだけだ。

高低図の距離と自分の時計の距離はほぼ合っている。
高低図の59km地点を過ぎたら長い下りになるぞ!
今度は距離を見るようにしよう!

そうすると登りが来るのは当然に思えて気が楽になった。


ようやく大きな下りに差し掛かった。
勾配が大きいので走りながらストックを上手く使って脚の負担を減らす。
ダメージが溜まると下りは走れないが、今までは順調。
ストックの恩恵を最大限に受ける。


どこだったか、鋭角に折り返し、短いキツい登りがあった。
ここは大きく息が切れ膝に手をついて休んだ。
ここで最後の気合入れにベスパプロを投入!
マズイ、、、が、効いてくれ!!

鋭角の折り返しなので後続の選手のライトが幾つか見えた。
やっぱりそうは離れていない。
ちょい焦り気味な展開が続く。


下りきった先のコース状況はよく覚えていない。
似たようなコースだったのか?違うのか?

ただ、一部にゴルフボールが沢山落ちてたのは覚えている。
そんなに山の中に打ち込む?
10個や20個どころじゃなかった。
コース上だけでも軽く200はあったんじゃないかなぁ?



21:45 約65km CP7雨乞山



スタッフが何名か居た。
軽く水ももらえたようだ。

夜景は見えたがキレイなほどの光はない。
カメラもブルブル振るえ撮影できない。

ヨシ!ここからは下りオンリーだ!
ようやく気持ちが楽になった。



雨乞山の山頂直下はかなりの急勾配な下りが続く。
だが幸い路面は食いつきの良いトレイルで、
自分の滑りやすいシューズでもグリップする。

ストックで足の負荷を逃がしながらマイペースで走った。
トレイル区間では抜かれる事無く何人か抜いた。
最後のトレイルだし、トレイルを楽しみに来たんだ。
トレイルの下りでは歩かない、これがささやかなポリシー。

結構な急勾配が長く続いた。
足へのダメージに耐えながら厳しい下りを攻略していった。



22:12 林道へ突入。
ゴールも近いのでスマホで撮影(よく映る!)



林道に出たら気が抜けてしまった。
もう完走は間違いないし。

足へのダメージは今までの超ロングに比べたら極端に少ない。
自分に比較的合うシューズを見つけた事で、指のマメが極端に少なく、
厚底と幅広の少ない圧迫により、足裏の痛みはほぼなし。

今までなら足指にマメ8本、足裏は筋繊維がズタズタにされたような
刺したり切れてりした様な痛みが走っていた。

シューズ内のトラブルが軽減される事でこんなにも楽なのか、と。
長距離を走る楽しさを改めて知ったような気がする。


しかし、そんなことから気持ちが満足してしまった。
タイムも順位にもこだわりはないし、楽しめてよかったと。

ここから林道、ロードはずっと歩いて進んだ。
幸か不幸か、前にも歩いている方がいて寂しくなかった。

時折、走っている方に抜かされる。
トレイルで抜かしてきた方だったりするので気分は良くない。
でもまぁ良い。人に左右されて走る事に意味は感じない。

「俺が走りたい時に走る!」

それでイイじゃないか?
人それぞれ考えがある。



22:19 やがてロードへ。
ここからは2km、最後のロードは短い。



最後のロードは頑張って走った方が偉い!みたいな価値観もあるだろう。
否定はしないがそれが全てではないと思う。

皆がそうだから、自分もそうなんて。
俺にはありえない(TPOは大事だが)。

なので、今日の長旅の想いに耽ながら歩いた。



民家がでてきた。
熊鈴を鳴らしたまま走る輩にウンザリさ。。。
住民の静寂と風情を台無しにしやがって。




ゴール手前の吊橋だ!
さて、走りますか!走りたいから走るんだ!



最後の力をだして走る!前との間隔は空けておき、
後ろには迫っていない事を確認。
こういうTPOは大切さ。

ゴールゲートが見えた!
見守る人は数人だけでもイイさ!



22:42頃
ゴ~~~ル!!!(写真は別の方)








色々とあったけど楽しめました。
それが一番大事!だよ、俺にとっては。
何より楽しむこと♪


後書き的な感想は控えておきましょう。
色んな方が色んな場所で意見を述べてるし。
自分が発言したくなったら自分の考えを述べる。
人に流された意見じゃなくね。


沢登りといい、武尊山山頂の絶景といいとても満足しています。
満足したのでもうイイかな(笑)

まだ見ぬ知らない素敵な大会を経験したいです。



せ~の、オツカレ~~!!



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